【ロマサガRS】中級者を目指すプレイヤーに贈るいくつかのアドバイス (ガチャ、継承とBP調整、聖石など)

kshn.hatenablog.com この記事の続きです。中級者向けのアドバイスする私はじゃあ上級者なの?と問われると自信の無いところなんですが…ビギナープレイヤーからの次の一歩くらいに思って頂ければと思います。あと予め書いておきますが、前回の記事にも増して今回のはクソ長いです。良ければお時間のある時にでもお読み下さい。

 

 

1.こんなキャラはガチャで狙って良いんじゃない?

 前回の記事では属性ごとのバランスを意識してガチャると良いよと書きました。この項ではもっと具体的にどんなスタイルは狙うべきなのかを、あくまで私の考えなんですが書いてみたいと思います。ただまずお断りを。新しいスタイルが出る度に人権だの何だの騒いでいるところもありますが(ちなみに私はこの人権という言葉の遣い方が嫌いです)、RSは引くべきガチャの選別にそんな厳格にならなくとも十分楽しめるゲームです。勿論引いておいた方が断然楽になるスタイルはいますよ。でもそれだけでなくてキャラ愛を時として優先するようなジュエルの使い方でも、十分に難関クエストもクリアできます。現に私が性能とキャラ愛を比率1:1くらいでプレイしてますが、別に大して困ってません(課金はいくらかしてますけどね)。私はそういうキャラ愛を大事にするプレイの方がゲームを楽しめると思います。という訳で前置きが長くなりましたが、順に行きます。

1)マルチタスクをこなせるキャラクター、スタイルが最高

 この2)以下では、例えば単体攻撃と全体攻撃とかデバフとか色々挙げていこうと思ってるんですが、一番良いのは継承などのカスタマイズ、時として異なるスタイルを駆使する事で様々なタスクをこなせるスタイル、キャラクターです(鋭く特化したスタイルも大事ではありますが)。RSは基本育てゲーなんですけど、その育てるコストがかなり掛かるんですよ。例えば現状で一番高い能力値まで成長できるステージを2、3日ひたすら周回してもまだ全ての素ステが上がり切らないとか、寧ろそれが常態ですからね。またスタイルレベルの限界突破に必要なゴルピも現状かなり貴重で、おいそれとは使えない。なので育成効率を考えれば複数のキャラクターを並行して育てるよりは単独のキャラクター、スタイルを育て上げる方が断然楽で済みます。マルチタスク対応キャラクターの代表格がアセルスですね。この記事を書いている現在再発ガチャで佐賀アセルスが登場しているんですが、技の継承など駆使する事で様々なシチュエーションに対応可能です(アセルスのカスタマイズについては後程詳述します)。あと私が何気にヤバいと思うのがリズですね。複数のスタイルを使い分けてではあるんですが、単体攻撃、全体攻撃、ヒーラー、状態異常付与、デバフ、どれもモノによってはかなりの高レベルでこなせます。新傾向という意味では水着エレンですね。継承と組み合わせる事で打アタッカーと斬アタッカーを切り替えられるというのは今までに無かったです。

2)難関・ボス戦用 vs 高速周回用(単体攻撃特化 vs 全体攻撃特化)

 この項についての私の考えはプレイヤーの中で少数派に属するんじゃないかと思います。それを踏まえた上で読んで下さい。愛玩用とかを別にすればスタイルの用途って大きくこの二つに分けられると思うんですよね。前者の代表格がハンニバル、後者だとバルテルミーという感じでしょうか。RSにおいてボス戦や難関ミッションに挑む時間は限られていて、殆どの時間は周回をひたすらこなす事になります。なんで多くのプレイヤーは周回をより高速化してくれるスタイルを最重要視しているように思います。なんですけど私の考えはちょっと違いまして、私はRSの目的はあくまでも強いボスや難関ミッションをクリアする事だと思ってます。なんで周回というのはあくまでもそのための育成の手段で、高速周回それ自体を自己目的化するのはちょっと違うんでないかと。ただまぁ、色々なキャラを育てて毎月追加されるミッションをクリアしていく事を考えると、周回の高速化を図る事が欠かせなくなってくるというのも確か。という訳で結局、バランスが大事なのかなと思います。それに、短期決戦特化と長期戦仕様という違いは結構歴然としてある感じですが、少なくとも単体攻撃特化と全体攻撃特化については相対化が進んでいるように思います。難関コンテンツクリアに関しては、複数の敵が出現するボスもちょくちょく現れますし、それに最近追加されたチャレンジコンテンツである最果ての決戦島では全体攻撃がかなり重要ですし。一方周回に関してもここ暫くは敵の数が少なくて寧ろ単体攻撃仕様の方が適切なステージが増えているように思います。

3)全体ファストは使える

 先の項で単体攻撃とか全体攻撃とか書きましたが、これについては特記した方が良いかなと。ただしこれはあくまでも現状のトレンドに則っての話ですので、今後のゲームの変化によっては陳腐化する可能性もあります。ファストというのはターンの開始時に必ず先制できる攻撃などの事を言います。RSって行動順の決定において乱数が大きく作用していて、素早さが高いスタイルだからと言って必ずしも最初に行動できるとは限らないんですが、このファストなら必ず先制できます。昔のロマサガシリーズの瞬速の矢みたいなのの事ですね(ちなみにRSにも瞬速の矢はあります)。そのファストで全体攻撃するのが全体ファストですね。主な使い手としてはさっきも名前を挙げたバルテルミー、あるいは1.5周年のジョーなどがいます。この全体ファストがどんな場面で特に使えるかですが、まず周回の高速化を狙う時ですね。敵から攻撃を受ける前に全体ファストのワンパンで殲滅できれば圧倒的に早くなります。それと先程も名前を挙げた、最果ての決戦島ですね。決戦島では高スコアを叩き出すために、限られた手数で敵を殲滅する事、そして敵の攻撃を受けない事が求められるのですが、そのどちらにも全体ファストはとても役立ちます。何なら決戦島のおかげで既存の全体ファスト持ちの価値が上がった、というのもあるかなと思ってます。

4)全体バフの使い手、というか聖王はゲームブレイカーたりえる

 現状そういうスタイルは少ないですが、将来新たにそういうキャラが実装された時にこの記事を読んだ方が検討してくれると良いなと思って書いてます(多分聖王は2周年のタイミングで再発されるんじゃないかな)。1.5周年で実装された聖王はRSの難易度Romancingボス戦に革命を起こしました。オリジナル技である勝利の詩によってです。聖王は現状唯一BPが毎ターン4回復するという仕様もあり、勝利の詩を連発できます。すると勝利の詩の全体バフ効果の積み重ねにより素早さ始め各ステータスがとんでもなく上がっていきます。そしてそれと並行して敵に素早さデバフを掛けまくると、敵の攻撃が全く当たらなくなります。よって楽勝です(陣形はラピッドストリームにします)。この聖王ヒトカラ戦法(私が今名付けました)はRS2のクイックタイム連発を彷彿とさせるチートっぷりがあります。プレイヤーによっては忌避される方もいらっしゃるでしょうね。まぁ聖王までは行かなくとも全体バフはその性能次第では結構使えます。例えばレアな属性のアタッカーの人数が足りない場合なんかは、アタッカーを入れる代わりに全体バフで他のアタッカーの攻撃力を強化するとかいうのも狙えます。

5)デバフの鬼も欲しい

 デバフについては先日の記事で詳しく書きましたが、特にボス戦では非常に重要です。このデバフのスペシャリストも持っておきたいですね。少なくとも腕力、知力を安定して下げれるスタイルが各1スタイルは欲しいかな。デバフには技や術で下げるのとアビリティで下げるのの2通りがあるのですが、その両方を同時に行えるのが現状最高のデバッファーです。それが前の記事でも名前を挙げたキャットやジニーですね。こういうデバッファーは多分今後も増える筈です。

6)各種状態異常の使い手も重要

 状態異常についても先日の記事に書きましたが、ルージュのマヒだけでなく石化とか色々、それに敵全体に状態異常付与できるスタイルも是非欲しいです。例えば敵全体石化、私のパーティでは有田タリアが担当なんですが、は螺旋回廊でやたら役に立ちます。あと周回の高速化に関しては即死攻撃もかなり重要です。例えば通称デスベルトとか零姫とかは評価が高いですね。でこれもこの前の繰り返しですが、これら状態異常付与に関しては基本的に知力のステータスが重要です。なんでスタイルの性能を吟味する際は知力に注目してみて下さい。ひょっとしたら今後実装される技や術では参照ステータスが変わってくるかもしれませんが。

 先日の記事ではあとパリイを取り上げましたが、パリイ係についてはアルベルト、もしくは新たに実装された配布スタイルであるSSベアで良いんじゃないでしょうか。正直そんな劇的に変わるパートでもありませんしね。ユリアンなどの耐久力特化キャラは、私持ってないですけど別にそんな困ってないですし、よく分からないというのが正直なところです。

 

2.BP調整、継承を駆使して様々なシチュエーションに最適化しよう

 まぁこれは全力オート運用時の話ですね。手動なら好きな技継承して好きな技使えば良いだけなので。

 昔は違ったんですが現在のRSでは、一度技や術を覚醒させるとBPを元の値に上げる事もまた下げる事も自由に行えるようになります。また継承では、同じキャラクター(一部のキャラクターは複数の名前を持っています。例えばホーリーオーダー女のソフィアとアガタみたいに)の別スタイルから、好きな技や術を一個移植する事ができます(ただし術適性の無いスタイルには術を継承することはできません。ポルカやアルベルト辺りで問題になると思います)。この2つを駆使して各スタイルを様々な用途に最適化しよう、というのがこの項の趣旨です。これはゲームに慣れると細かいBPの調整も合わせて日常的に行う事になります。なので是非マスターして頂きたい。

 具体的なカスタマイズ例に移る前に、まず全力オート時における挙動のルールを確認します。これが分かってないとカスタマイズできないので、大事なのです。以下箇条書きで述べます。

・全力オート時は補助技、術またカウンター技は使わない。

・HPの回復技、術は瀕死又は気絶しているキャラクターがいる時のみ使う。複数回復キャラがいる場合は、陣形のポジション順が速いキャラから回復術を使っていく。その場合はより消費BPが高い技を使える場合でも回復術を優先して使用する。回復術を使うとLPが0になるような場合は回復術は使えない。

・攻撃技、術は現状使えるものの中で最も消費BPが高いものを用いる。ただし同じ消費BPの技、術が複数ある場合は、

継承>技3>技2>技1

の順番に優先して使用される。これは要するにBPを重ねれば全力オート時に特定の技、術を封印する事も可能という事です。

 如何でしょうか。これらのルールを踏まえた上で、以下具体的なカスタム例をいくつか示したいと思います。

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 [これで終わりだ]SSブルーの覚醒を完全に行い、継承技を付けてない状態です。このスタイルが全力オート時どのような挙動を取るか分かりますか?最初にBP10の単体術ストームバーストを使い、以降は通常攻撃とBP6の単体術セイバーレイをループします。このBP6、10の技構成はアビリティや技でBPがボーナスで+1するようなものを持たなければとても安定した挙動を取り、RSにおける技構成の最もスタンダードな形と言って良いと思います。このブルーは先程述べたようなBP+1の要素を持ってないので、全体術ライトボールのBPは4でも5でも構いません。もしも仮にブルーがBP+1する事があるとすると、ライトボールの暴発を少しでも減らすためにBPは5にするのが良いでしょうね。

 という訳で陽単体術特化のブルーの例でしたが、全体特化仕様にした場合のカスタム例を次に見てみましょう。

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 継承した全体術のフラッシュファイアで、BP8に戻したセイバーレイを上書きしています。先程述べたBPが同じ技、術が複数ある場合のルールに則り、このブルーが全力オート時にセイバーレイを使う事はありません。このブルーは、

フラッシュファイア→ライトボール×2→通常攻撃→ライトボール×3→通常攻撃→ライトボール×3…

という行動パターンを取ります。ストームバーストのBPを11と中途半端な数値にしているのにも理由があります。このブルーはあまり素早くないので、1T目にフラッシュファイアを撃たないで終わってしまう事もあり、その場合は2T目にストームバーストを打つ事が確定してしまうのですが、そのような場合でも少しでも早く全体攻撃に戻れるようにするためにはBP11の方が都合が良いのです。実際BP11と13でどう違うか確認してみましょう。()内はBPの動きです。

BP13の場合:ストームバースト(13→0)→通常攻撃(3)→ライトボール(6→2)→ライトボール(5→1)…

BP11の場合:ストームバースト(13→2)→ライトボール(5→1)→ライトボール(4→0)…

 という風に、BP11にしておけば、ストームバーストの次のターンにライトボールを打てます。ただし、こういう風に中途半端な数値にするのがあらゆる場合に正解という訳では無いと思います。他のパーティメンバーの動きとの兼ね合いも考えて、その状況における最適解を考えてみて下さい。

 次にこのブルーを熱攻撃仕様にするカスタム例をみてみましょう(まぁ熱攻撃アタッカーなら他にも良いスタイルが色々いるんですが)。

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 BP6熱全体のヒートウェイヴでセイバーレイを上書きしています。これにより開幕二連続でヒートウェイヴが可能になります(開幕2連続で打てるのは基本BP6が最高です)。ライトボールのBPをどうするかは、その後どういう動きを取らせたいか次第ですね。BP4なら

ライトボール→通常攻撃→ヒートウェイヴ→通常攻撃…

と3T目に陽攻撃ですが全体術を撃てる一方、BP5なら

通常攻撃→ヒートウェイヴ→通常攻撃…

と、3T目は通常攻撃になりますがBP4より1T早くヒートウェイヴのループに入れます。

 基本さっきの例と同じなので詳述はしませんが、ストームバーストのBPをどうするかも、暴発してしまった場合のその後の行動をどうしたいか次第でしょうね。すぐライトボールを撃たせたいか、1T通常攻撃を挟んででもヒートウェイヴのループに早く移行させたいかの二択になると思います。

 次は、先程マルチタスク対応スタイルの例として名前を挙げた[曳山に血がたぎる!]SSアセルス、通称佐賀アセルスのカスタム例を見ていきます。

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 まずこの佐賀アセルスの特徴として、技1の気合いが補助技なので全力オートでは使用しないというのがあります。このように補助技や術など全力オートで使用しないものを持ってる場合は一般に、全力オートで色々と有効な挙動を取らせられる可能性が広がる傾向にあります。このカスタム例はアセルスの単体攻撃特化仕様でして、BP8SS斬突とかなり優秀な技である神速三段突きをひたすら撃つ構成です。BP8というのもなかなか強力なところでして、BP8→通常攻撃→BP8、あるいは行動しない→BP8(BP11以上13以下の技が他に無い事が条件)→BP8と、開幕3Tで2回強力な技を撃てます(追記:後者の例はこのアセルスではできません。あくまでBP8の技一般という事で御理解下さい)。これもそういう傾向があるかなくらいの話なんですが、技、術のループをする場合よりBPが高くて威力が高い技などをループする方がターン間平均ダメージ(Damage Per Turn、DPTと書かれる事もあります)が高くなる傾向があるように思います(12/25追記:最新の傾向としては、練達による過去の技の強化も含めてBP4くらいの技がDPTで優位になる場合も増えてきてます。【ロマサガRS】ロマサガRS便利ツール気になる方はこちらのサイトの全力オートシミュレーターなど用いて検証してみて下さい)。このアセルスは素早いんで全体攻撃であるエイヤーヨイサーが暴発する事はあまり無いんですが、そういうレアケースが起こってしまった場合に少しでも早く神速三弾突きループに復帰するためには、BPは11にしとくのが良いですかね。

 次に全体攻撃特化のカスタム例です。

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 これはBP4全体知力デバフと超優秀な技であるミラージュステップを、開幕からとにかく連打する構成です。暴発が無ければ開幕から7T連続で行けます。ツヴァイクバトルフェスなんかでとにかく全体攻撃を連打したい場合、あるいは知力デバフを連打したい場合などには有効なカスタム例でしょうか。1T目に強力な全体技を撃ちたいという場合は、神速三段突きとエイヤーヨイサーをBP10で重ねる事もできます。ただしこの場合は2T目が通常攻撃になります。

 アセルスの最後に横一列攻撃特化パターンをお示しします。

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 これは基本的には先程の神速三段突き構成と同じような行動パターンを取るんですが、ループするのが横一列攻撃のつむじ風であるというのが違いです。横一列攻撃は縦一列と比べて気づきにくい事も多いように思いますが、使える場合は横一列が実質全体攻撃になってたりと、ハマれば強いです(一般的には同じBPなら条件が限定的な分、全体攻撃より縦一列あるいは横一列の方が強い威力になってます)。もしくはこの佐賀アセルスにBP7のブルームローズを継承すれば、縦一列で同じような事ができますね。

 ここからはちょっと応用的な例を示していきたいと思います。

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 この[すべての子供のために]SSウィルはパワーチャージⅡというアビリティを持っており、初期BP12で戦闘を開始する事ができます。たかが2ですがバカにならず、結構運用の幅が広がります。一番分かりやすいのがこのウィルのプレゼントボンバーのように、BP12や11の超大技を開幕に撃てる事ですね。もしくはこのウィルは手動限定ですけど、BP6の技を開幕から3連発する事もできます。で更に手動でBP回復する技と組み合わせたりすると正直訳分からんくらい運用のバリエーションが出てくるので、これに関してはリサーチした方が良いと思います。この骨砕き継承のコンセプトは短期決戦用ですね。次に紹介するどら鳴らしループより長期戦の平均ダメージは劣るのですが、骨砕き継承なら3T目に通常攻撃でなく骨砕きを撃てます(ちなみにヒロイズムは補助術なので全力オートでは使いません)。

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 パワーチャージⅡを活かしてBP9の単体SS技であるどら鳴らしを開幕1、3T目、以降は3Tに一回撃とうというカスタム例です。大震撃でも同様の挙動パターンですね。先日の生放送によるとどら鳴らしに練達(消費アイテムを用いてあるキャラの特定の技・術の性能をアップさせる事です)が導入されるらしいので、ウィルが打の単体アタッカーとして更に強くなる事が見込まれます(先程のアセルスのつむじ風も実は練達可能なんですが、まだ施しておりません)。あと一応ですが、この場合プレゼントボンバーのBPは12でなければどうでも良いですね。どうせ暴発したらどら鳴らしまで3T掛かる事は変わらないので。

 最後にちょっとややこしい例を挙げます。

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 これはBP6ループの変形版である、いわゆる7-5ループです。二刀荒時雨はカウンター技なので全力オートでは使わず(そもそも技覚醒を全然してないですけど)、よってこの[これぞ二刀の奥義!]SSウルピナの開幕からの挙動を見ると、

クロスブレイク→みじん斬り→通常攻撃→クロスブレイク→通常攻撃→みじん斬り→通常攻撃→クロスブレイク…

という感じになります(ちなみにアビリティ追撃の剣気により、クロスブレイクを撃つと剣気がオマケでついてきます)。しかしながらこのウルピナは敵を倒すとBP+1される進撃の練気というアビリティを持っており、それが状況を飛躍的にややこしくさせます。どうややこしいかは以前別の記事で述べているので、気になる方はそちらに目を通してみて下さい。

kshn.hatenablog.com

kshn.hatenablog.com BPが+αで増えていくスタイルは結構いるんですが、それが良い方に作用するかは悪い方に働くかはスタイルによってそれぞれという感じですね。そしてこれはそもそも論なんですけど、このウルピナの性能を最も引き出したければ手動でクロスブレイクだけを撃つ事なんですよ。先の1.で挙げた難関・ボス戦用 vs 高速周回用という二項対立で漏れてたんですけど、全力オートの挙動はイマイチだけど手動だったら滅茶苦茶強いというスタイルもいる訳です。そういうスタイル、高速周回を最優先する考えだったら否定的でしょうね。ただ私は先に述べた通り難関ミッションのクリアを重視する立場なので、このウルピナみたいな手動でこそというスタイルも、それだけでは獲得検討から除外しないようにしてます。皆様はどうされますか?

 上で説明したブルーのフラッシュファイア運用と基本同じなので詳しくは省きますが、このウルピナにはつむじ風を継承してつむじ風→剣気×2のひたすら横一列攻撃の運用方法もあります。使えるタイミングを待ってるんですが、なかなか来ないですね…。

 以上説明してきました、これらのBP調整、継承によるカスタマイズは作り手側の創意工夫が凄くてどんどんパターンが増加している感じです。なので新たな傾向のスタイルが出てきて、どういう運用パターンがあるのかイマイチ分からないような時は、調べてみると良いと思います。例えば私は

ロマサガRS(リユニバース)攻略Wiki | Gamerch

この攻略wikiや、ロマサガRS便利ツールのnAoさんが運営されている

ロマサガRS攻略まとめ 開発ブログ | ロマサガRSの攻略情報や便利ツール開発を発信しています

なんかをよく参考にしています(他にもRSの攻略サイトやブログは沢山あると思いますが、私が情報ルートの新規開拓にあまり熱心な方じゃないので…すみません)。もしくはこの記事のコメント欄にご質問頂ければ、不肖私めが精一杯回答させて頂きます。

 

3.聖石を武器・防具に適切に付けて強化しよう

 という訳で初級編ではパスした聖石を取り上げます。聖石というのは武器や防具(現在、主防具用、副防具用の聖石が実装されています。その内装飾品用も実装される筈)に取り付ける事で特定の条件下における攻撃力をアップさせたり防御力アップさせたりするアイテムの事です。大体月一回オープンする聖石の洞窟というイベントで主に集めます。聖石の種類とか細かい事はこちらの記事を御覧下さい。

【ロマサガRS】聖石の解説とアビリティ効果一覧 - ロマサガRS攻略wiki | Gamerch

 聖石の洞窟で集めたつるはしの使い方ですが、かけらを掘る方が効率的だと言われています。ただ、目当ての種類の聖石が周回で全然ドロップしないなんて時は聖石を掘るのにつるはしを使っても良いかと思います。一応ですが、別に聖石集めを急がないのなら毎月やってる内に軽減(全)の聖石なんかも20個とか30個とか集まるとだけは言っておきます。

 それと聖石の強化ですが、Rank8→9や9→10の強化はそれまでと比べて段違いに必要なかけらの量が増えるので、取りあえずRank7や8の聖石を量産して、余裕ができたらRank10に強化していくというのが無難かなと思います。

 という訳で基本的な方針を確認したところで、次に聖石の適切な使い分けについて述べていきます。まずは武器聖石から、武器の種類ごとに述べます。

杖以外の武器:基本は武器種毎の聖石(剣なら剣+)。超短期決戦ならHP満タン+も良い。ヒーラーの回復量をアップさせたいなら回復+。状態異常ハメを狙いたい場合は各種状態異常耐性ダウンも良い。

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 この[アイスはトリプルよ]SSリズ・リン・ウッド、通称水着リズは弓使いの水術師なんですけど、攻撃力をアップさせたい時の基本チョイスは弓+となります。まず弓+を付ける事で、通常攻撃や他のスタイルから継承した技含め、全ての弓技がダメージアップします。これはアセルスに剣+、ウィルに棍棒+で同様です。また、弓+の聖石は継承含む全ての攻撃術をダメージアップさせます。同様に火術師ポルカには剣+、バルテルミーには小剣+で大丈夫です。ただしですが、弓+の聖石の効果はあくまでダメージアップのみです。例えばこの水着リズのイド・ブレイクは混乱付与効果を、水龍の加護は味方を守るウォールを形成する効果を追加で持ってるのですが、弓+の聖石によりそれらの効果が高まる訳ではありません。攻撃力アップに関して、敵から全くダメージを受けずに超短期決戦で片付けるような場合はHP満タン+も有効です(HP満タン+の方が各武器+よりもダメージアップ量が大きい)。もしくはこの水着リズの生命の水を使うヒーラーとしての機能を強化したい場合は、回復+を付ければ回復量がアップします。状態異常耐性ダウンは、ボスの状態異常ハメを狙う場合にアタッカーに付けて、味方の知力バフや敵の精神デバフと組み合わせると面白いですね。ちなみにこのリズのイド・ブレイクをより知力の高いリズの別スタイルに継承すれば、高確率での混乱付与が狙えます。生命の水を継承すればヒーラーにもできますよね。RS界隈では一般に、実際に戦闘で用いるスタイルの事を本体、それに継承する技や術を提供するスタイルをわざマシンとか言います。この水着リズを本体として使えない事も無いんですが、何分結構前のスタイルですし、ちょっとわざマシン化してきてる感じはあります。

杖:杖+でオールOKとは行かない。ケース毎の対応が必要。

 確かに杖+を付ければあらゆる術攻撃の与ダメージはアップするんですよ。なんですけど杖+は熱+や冷+なんかの聖石と比べて、ダメージアップ量が少ないんですね。なのでその術師が持ってる術に合わせて考えてやる必要があります。超短期決戦にはHP満タン+、ヒーラーには回復+というのは杖においても共通です。以下はそれ以外の場合をケース毎に考えます。

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 この[私も戦います]SS白薔薇姫は全ての術に陽属性が共通しています。よって聖石は陽+でOKです。太陽光線の陽熱のように複数の属性を持っている術の場合は、そのどっちかの属性の聖石を付けていれば強化されます。

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 この[イカはお造りが最高!]SSロックブーケについては複属性杖であるワラスボの杖を持っているという前提で書きます。持ってない方は…頑張って下さい。このロックブーケは水・闇の2系統の術を使えるんですが、術の属性が全て雷と陰で統一されています。なんでワラスボの杖には雷+か陰+かどっちか付けておけば大丈夫です。なんですが、このブーケには継承で陰属性のエナジーストームやソウルフリーズなどを付ける事が多いんですね。なんでそれも強化するために、ワラスボの杖には陰+の聖石を付けている方が多いと思います。ジョーもこれと似たパターンですね。

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 この[敵の名はボルカノ]SSウンディーネは水術師なんですが、術の属性が冷、冷打、雷とバラバラになっています。なんで属性強化系の聖石では包括できない。そこでなんですが、弱点+とかどうですか?これは私の考えなんですけど、冷と雷って敵が共通して弱点に持ってる事が結構多いんですよね。弱点+ならそういう場合にどの術を使っても刺さる。で冷と雷が共通してない場合ですが…そういうステージにはこのウンディーネは連れて行かないってのじゃ駄目ですか?(笑)まぁもしくはBP調整や継承でのカスタマイズですね。でどっちかの属性に絞る。基本冷になると思いますが(弱点を突いてなくても強い技を使うのが良いのか、もしくはそれらより威力が劣っても弱点を突いていく方が良いのかは、どちらが良いのか微妙なところです。BP効率的には間違い無く後者だと思いますが…)。

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 杖で一番困るのが風や土の術師ですね。術属性は現状風→斬、土→打という感じなんですが、斬+や打+の聖石は弱いんですよね。例えばこの[魔龍公の降臨]SSビューネイも風術師なんですけど、全ての術が斬属性です。先述の通り、一応斬+って聖石はあるんですけど熱+などより一段弱いです。なんで、さっきのウンディーネと同じアプローチで弱点+とかどうでしょうか?これなら使えるシチュエーションは限定されるけど、他の術師と同じだけ、熱+や陽+と同じだけの与ダメージアップができる。もしくは斬弱点の敵以外に使いたいなら、威力+や杖+なら斬+とダメージアップ量は同じですけどより汎用性があるだけいくらかマシです。より使える場合が多い威力+が好ましいなんて意見もありますが、どうせそんな聖石なんて風術師とか土術師くらいしか、何にしろ術師にしか使わないので、威力+か杖+で手持ちの中で一番Rankが高い聖石を強化すれば良いと思います。

 という訳でいくつか例を挙げて、一応これである程度包括できたのではないかと思うのですが、如何でしょうか。もし分からないケースがあれば、下のコメント欄でご質問頂ければできる限り答えます。

 次は防具ですが、主防具と副防具まとめて行きます。

主防具と副防具:基本は軽減(全)の一択。

 これは特に強い敵ほどだと思うんですけど、RSの敵って一属性の攻撃のみしてくる敵ってあまりいなくて、大抵の敵は複数の属性を突いてくるんですよ。なんで軽減(斬)とかではそれらを全てカバーしきれないんですね(2属性の聖石は強さ的に論外です)。そういう敵に対応するには軽減(全)が一番です。それにこれは正直なところなんですが、ステージ毎に防具の聖石付け替えてたら面倒臭くてしょうがないんですね。色々な聖石を付けた防具をたくさん揃えるという手もあるように思えますが、それはそれで防具自体の装備を変更するのが面倒です。まぁ拘りたい方は拘っても良いと思います。例えばどうしても勝てない敵がいて、その敵が単一の属性ばかり攻めてくるなんて時は、防具自体の装備を工夫すると共にそれにセットする聖石をその一属性カバーのものにするのも良いと思います。あるいは、これは先程もお名前を挙げさせて頂いた便利ツールでお馴染みのnAoさんが以前twitterで発言されていたのですが、小剣や弓の突攻撃はデバフで弱体化が難しいから、軽減(突)でそれらへの対応を図るという考えもあります。一応私も困った時に特化した聖石を揃えられるように、かけらをある程度貯めてはいます。

 

4.鬼周回のススメ

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 最後のはアドバイスというか励ましです。まずマイペースにゲームを楽しみたい方、それはそれで構わないと思います。そんな他のプレイヤーと競う要素も無いですしね。じっくりと自分のペースでゲームプレイされれば良いと思います。ただ、もしもあなたが常にストーリーの最新話に付いて行きたい、または期間限定の難関コンテンツも毎回クリアしていきたいと思うなら、周回を頑張る必要があります。このゲームの育成はとにかく沢山周回してナンボです。恐らくあなたが現在思っている以上にやる必要があります。昔は私も第1章7話VH辺りで詰まってなかなか先に進めないような感じだったんですが、とにかく周回しまくるようにしたら一気に加速しました。一応現在はフロントランナーです。で具体的な量ですが、私を例に挙げると用事の無い休みの日は食事とお風呂と寝てる間以外は基本ずっと、スマホタブレットの2つを駆使して周回してます。今この記事を書きながらもポチポチ再戦ボタン押してます。何なら平日勉強してる時も周回してます(今はオンライン学習ですので…)。私より周回頑張ってる方も沢山いらっしゃると思います。twitterとか見てたら本当訳分からんくらい凄い方とかおられますしね。某伯爵の方とか。まぁそんな事書いても、皆様それぞれの事情次第だとは思います。例えば赤ちゃんを育児中の御家庭とか、きっとゲームどころじゃないですよね。

 それと育成のショートカットのためには遠征も活用されると良いと思います。特に新しいキャラクターを実戦投入したい時は、まず遠征で能力を上げれるだけ上げ切ってから周回に混ぜるのが効率的です。修行者の間というイベントもありますが、私は殆ど使った事が無いです。上げられる能力上限が低いですしね。まぁでも遠征チケットを切らしてしまった場合、HP600くらいまでの育成なら考えても良いと思います(ゲームではHP700までと書かれてますが、HP600以上からは一気に育成の効率が落ちます)。

 あと一応書いておきますが、まぁ世の中にはチートツールの類もあるらしいですね。先述の通り他人と競い合うゲームでもないですし、私は好きにしたら良いと思います。アカウントBANされても構わないなら良いんじゃないですか?

 

 という訳でアドバイスは以上です。初級、中級と来たら次は上級なんですが、上級者向けのアドバイスとかそれこそお前何様なんだよ感が否めないので、ちょっとやらないですかね。そもそもアドバイスの内容が思いつかないですし。それよりは、初級編や中級編に項目を追加するってのだったらやるかもしれません。一応このブログでは、今後もロマサガRSの攻略に役立つ記事をアップしていこうと思ってます。良かったらチェックしてみて下さい。