【音楽】名曲・名演セレクション その276 The Dirty Mac / Yer Blues (Live)

 1968年制作の映像作品 “The Rolling Stones Rock and Roll Circus” 収録のパフォーマンス。オリジナルはThe BeatlesThe Beatles” (通称 “White Album”) 収録の楽曲。それを作曲者のJohn LennonがCream他のEric Clapton (Gt.)、The Rolling StonesのKeith Richards (Ba.)、Jimi Hendrix ExperienceのMitch Mitchell (Dr.) と共にセルフカバーしたものですね。バンド名は当時有名になっていたFleetwood Macにかけたネーミング (Paul McCartneyに対する皮肉を込めてるとも言われてます) でして、演奏した ‘Yer Blues’ も当時のブルーズの流行に対する皮肉を込めた楽曲なんですが、ただ ‘Yes I'm lonely, wanna die’ というのはジョークなどではなく、インド滞在時にどん底に落ち込んでいた気持ちの表現らしい。当時はオノ・ヨーコと出会い妻Cynthiaとの仲が悪化していた時期ですね。その辺正直な人ですよね。ClaptonはStonesからのオファーに対してJohnが連れてきたらしいのですが、この時のClaptonのプレイが気に入ったJohnは以降のソロライブでもClaptonと共演しています。あと映像作品 “The Rolling Stones Rock and Roll Circus” ですが、この曲以外にもStonesとかThe Whoとか有名なパフォーマンスが収録されておりまして、ビデオも発売されてるんで気になる方はチェックしてみて下さい。Brian Jonesの生涯最後のパフォーマンス映像でもあります。