【音楽】名曲・名演セレクション その117 山口百恵 / プレイバック part2

 すみません、また更新が遅れました。今回は先日サブスクで楽曲が解禁された山口百恵です。「いい日 旅立ち」も良いなと思ったんですが、こちらとしました。でなんですがすみません、選んだ動画がブログ上では再生できない設定になってまして、リンク踏んでYouTubeのサイトで御覧下さい。

引退から40年、伝説の歌姫・山口百恵の600曲以上におよぶ楽曲が遂にサブスク解禁!

 


プレイバック Part2

 山口百恵の22ndシングル。オリジナルアルバムでは15作目『ドラマチック』に収録。この動画ですが、ファンの方がCDの音源に合わせて当時のテレビ歌番組の映像を編集したもののようです。多少のタイミングのズレはまぁご愛敬という事で。この方、他にも山口百恵の動画色々あげてらっしゃるので、興味ある方は他にも色々御覧下さい。

 山口百恵は日本の伝説的アイドルです。オーディション番組『スター誕生!』への出場を切っ掛けとして1973年に14歳でデビューし、1980年、21歳の時に三浦友和と結婚するため人気絶頂のまま引退。ファイナルコンサートでのマイクを舞台中央に置いて立ち去る演出は、聞いた事のある若い方も多いのではないかと思います。7年間の音楽活動で22枚のオリジナルアルバムと33枚のシングルを発表し、1970年代最もレコードを売り上げた歌手という記録をお持ちです。…アルバム22枚ってなかなか凄まじいですね。私は勿論両親も世代じゃないんで正直あまり詳しくないんですが、この映像からもアイドルとしてのカリスマ性は感じるものがあります。この映像当時、恐らく19歳ですよ。色気がやべぇ。それと元欅坂の平手友梨奈、似てませんか?眼光の強い感じが。似てると思うのは私だけでなく各所にそういうご意見があるようですが。

 でさて、「プレイバック part2」です。恐らく多くの方が気になるのは、part2?じゃあpart1は?というところだと思います。この曲は元々プレイバックというタイトルだけ決まっていてそれを基に作曲家の馬飼野康二と宇崎竜童に依頼、宇崎の作曲がシングルとして採用されpart2に、馬飼野の曲はpart1としてアルバム収録曲に回されたそうです。先に発売されたシングルを敢えてpart2にする事で違和感を狙った模様。でそのpart2を作曲した宇崎竜童というと、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの元メンバーですね。ダウン・タウン・ブギウギ・バンドというとこの曲かと思います。

  この曲も「プレイバック part2」と同じく作曲宇崎竜童、作詞が宇崎の妻である阿木燿子となっております。この二人は他にも山口百恵に数多くの楽曲を提供してまして、その全盛期を楽曲的に支えております。何でもこの二人の起用は山口百恵自らの指名が切っ掛けらしい。

 で楽曲の中身ですが、アクロバティックな作曲ですよね。「港のヨーコ~」もなかなかですけど、この「プレイバック part2」はそのさらに上を行ってる感じ。これはただ作曲するというだけではなかなか作れないように思います。奥さんの詩をどうやったら劇的に演出できるか、それを考えたが故に至った作曲でないかと。何らかのお題・制約を元に創作した方が時として芸術的飛躍が見られたりもしますが、この曲もそういう印象を受けます。であと2つ目のキメ台詞「勝手にしやがれ」ですが、これはその前年に発表された沢田研二の楽曲「勝手にしやがれ」を示唆しているのではないかと言われています。歌詞のカーラジオから流れてきた「ステキな唄」が「勝手にしやがれ」であり、また女性に逃げ出された男の心情を歌った「勝手にしやがれ」に対し一種のアンサーソングになっているのではないかと。


沢田研二 勝手にしやがれ

 こっちもなかなか良い歌ですね。

  私、正直歌謡曲は全然知らないんですけど、こうやって数珠繋ぎに色々聴いていくのも楽しいですね。また良い曲見つけたらブログで紹介したいです。