ひっでぇ曲名ですが良い曲だと思うので、良ければ聴いてみて下さい。
A Minor Forestの1996年作1stアルバム “Flemish Altruism (Constituent Parts 1993–1996)” 2曲目。Thrill Jockeyからのリリース。
A Minor Forestは1990年代にSan Franciscoで活動した4人組ロックバンド。基本3ピースで曲によってチェロが加わるという形ですね。Slintあたりのマス・ロック初期勢からの流れを受け継ぐものと捉えるのが分かりやすいかと思います。一応マス・ロックの説明貼っておきます。
このバンドならではの特徴としては、Nirvanaばりかそれ以上にサッド・コア的静寂からノイズ・ロック的激烈さまでを行き来する振れ幅の激しさですね。この曲に関してはSteve Albiniの録音がそれを生々しくパッケージするのに成功してます (アルバムはAlbiniとBob Westonの2人がプロデュース)。感情のアップダウンを繰り返しながら、意地でも同じ展開には戻らないとばかり新たなパターンを次々と繰り出し、でようやく何歌ってんだか分からない歌が入ってきて最後に大爆発して終わるという。本当曲名以外は素晴らしい。個人的には主にギターを聴くバンドですね。声も嫌いじゃないですけど。一味違ったグランジを聴きたい方にもお勧めできるバンドかと思います。
追記:次はスケジュール通りだと2週間後ですが、ちょっとリアルが忙しくなる見込みでして、定期更新をお休みさせて頂きます。一応その次、3週間後再開の心づもりですが、状況によってはそこも延期するかもしれません。御了承願います。