【音楽】名曲・名演セレクション その120 Can / Mary, Mary, So Contrary

 今週の定期更新は、UHQCD紙ジャケ第一弾が発売されたばかりのCanです。私This Heatと一緒に注文したんで、まだ手元に無いんですけどね。今回、元々はThis Heatを取り上げるつもりだったんですが、急遽変更しました。

 


CAN - Mary, Mary So Contrary

 Canの1stアルバム『Monster Movie』の2曲目。ヴォーカルはまだダモ鈴木じゃなくてMalcolm Mooneyです。

 Canは独のクラウト・ロックと呼ばれたシーンの代表的存在です。その未来を先取りしまくったサウンドで後世に絶大な影響を与えております。パッと思い付くのがRadioheadですね。あとJohn LydonもCanの大ファンらしい。とにかくエクスペリメンタルなロックを志したらその偉大な先人として必ず無視できないという感じですね。まぁとにかくまだの方も聴いてみたら如何ですか。一応代表作となると、新紙ジャケはこれから発売ですけど『Tago Mago』か『Future Days』でしょうか。Canの紙ジャケって過去の感じだと割とすぐに入手困難になるので、現物CDで持っておきたい方は早めに動くのをお勧めします。

 でこの曲ですが、実は私の出会いは映画『ノルウェイの森』のサントラなんですよね。RadioheadJonny Greenwoodが音楽担当なんですけど、60年代後半の日本の大学生を描いた映画にCanの曲をチョイスしまくるという。いや、当時の日本の大学生でCan聴いてた人なんてどんだけいたのか。というJonnyの趣味が溢れまくったチョイスの中で一番映画にハマってたのがこの曲ですね。基本は4コード循環のシンプルな曲なんですけど、その各コードがなかなか一筋縄ではいかないチョイスで。どんなコードか気になる方はこちらをチェックしてみて下さい。

 この週末は色々あって私も色々考えさせられました。思えば私も随分酷い人生を送ってきましたが、現在はできるだけ楽しく生きるようにしたいと思ってます。