【音楽】名曲・名演セレクション その110 Muse / Starlight (Live)

 多分もうダビマスの記事を更新する事は無いと思うので(面倒臭いのでログインするのも辞めました)ネタばらし的に書きますが、ダビマスの配合紹介の記事とこの定期更新がリンクしてるの皆様気付かれてましたか?ダビマスの配合は毎回あるミュージシャン・バンドを名前付けのテーマにして曲名とかメンバーの名前とかを馬名に付けてたんですけど、その配合の記事をアップする前後の定期更新でそのミュージシャンなどを取り上げるようにしてたんですよ。まぁ多分気付いてたの全国で二桁、あるいは一桁くらいでしょうね。…ひょっとしたらゼロかも。もし気付いてた方いらっしゃったら、ブログを隅々まで読んで頂いてどうもありがとうございます。

 

 で今回の定期更新、ダビマスの配合の記事と絡めるのは最後ですね。フランケル2012→非凡な才能が「Invincible」→Museに「Invincible」って曲あるよねって事で、Museです。

 


Muse - Starlight Live MTV EMA 2006 (HD)

 Museの4thアルバム『Black Holes and Revelations』の2曲目。この映像はアルバムの限定盤に付属しているDVDに高音質・高画質で収録されています(邦題は『Black Holes and Revelations 最強盤』)。中古なら結構手に入るみたいなので、気になる方は探してみて下さい。

 Museは英国Devon出身の三人組ロックバンド。活動初期は当時溢れてたRadioheadフォロワーの一つ的な位置付けでしたが、各メンバーの巧みな演奏力を生かして過剰な音楽性を前面に打ち出していく事でそこから脱却。その音楽性はEpic Rockとも称されました。そのEpic Rockがピークに達していたのが大体3rdから5thアルバムの間ですかね。この頃のMuse程「最強」とか「無敵」とかいう言葉が似合うバンドは無かったなと思ってます。あとこの頃はファッションも超オシャレだったんですよね。確かMatthew Bellamyが当時付き合ってた彼女がスタイリングしてたんですが、Hedi Slimaneがいた頃のDiorがクソ似合ってて、羨ましく思ってたものです。

 で今回取り上げる4thアルバムですが、Museディスコグラフィーの中でも特にアルバム内の多様性に富んだ作品かと思います。彼らのEpic Rockが3rdアルバムで一つの完成形を見て、そこからどうやって音楽性を発展させていくかという事で様々なジャンルに意欲的にトライした成果でしょうか。正直彼らの最高傑作とされる事はあまり無い感じですが、キラートラックが複数含まれているという事で決して聴き逃がせない作品かと思います。例えば11曲目「Knights of Cydonia」とか、ギターソロのメロディーを海外ロックフェスのクラウドがチャントしてるの聴いた事ある方もいらっしゃるのではないかな。

 で「Starlight」です。まず特徴的なリズムパターンはThe Strokesの「12:51」から拝借したとの事。確か湖でボートを漕いでる時に歌い出しの歌詞が浮かんだらしいんですが、Our hopes and expectationsとBlack holes and revelationsを併置したり、宇宙的大仰さとセンチメンタリズムが同居してるところは如何にもMatthew Bellamyという感じですね。あと歌詞の“I just wanted to hold you in my arms”と、wantedと過去形なところが味わいがあって良いんですよ。この曲はMuseの楽曲でも歌詞の良さではかなり上位に入りますね、私の中では。あとMuseと言えば私的にはやはりMatthew Bellamyのギターなんですよね。この曲とかMuseの曲の中でもトップクラスにギターコビーしやすい方だと思うので、良ければ練習してみて下さい。tabはこんな感じです。あと私、Matthewのギターサウンドもかなり好きで、さっき貼ったMuseWikiの使用機材のところを熟読したりもしてました。4thアルバムの頃は、ギターアンプはDiezelとMarshall、Voxを併用してたんですよね。今だとKemperとかありますし、昔よりはコピーしやすくなってるのかな。そしてMatthewといえばManson Guitarですね。この映像でもKaoss Pad内蔵の変態ギターを弾いてますけど、Museが好きなギター弾きとしてはやはり憧れますね。…実家の庭掘ったら油田見つからないかな。