【音楽】名曲・名演セレクション その60 Rage Against The Machine / Killing in the name (Live)

 今クール観るアニメは四本くらいの予定の管理人です、皆様こんばんわ。新年度始まって早々思いの外忙しく、まとまった記事を書く時間がなかなか取れません。配合はもう終わってるんですけど。遅くとも十連休の間には今進めてる配合と合わせて投稿したいと思いますので、お待ち頂ければと思います。

 

 四月から新たなクラブ活動を始めた学生さんも多くいらっしゃると思うのですが、暫くの間名曲・名演セレクションの洋楽の回を使い、新たに軽音楽部に入った方が秋の文化祭で演奏するのにお勧めの洋楽を紹介していきたいと思います。

 

  Rage Against The Machineのセルフタイトルの1stアルバムの2曲目。

 Rage Against The Machineは90年代米の伝説的ロックバンドです。オルタナティブなロックにおいてファンクとハードロックを掛け合わせるというのはRed Hot Chili PeppersとかJane's Addictionとかいたのですが、RATMはそこにHip Hopとヘヴィメタルのミクスチャーという新たな方法論を持ち込み、そして先鋭的な政治思想を上乗せしさらにはその思想を自らの行動で体現して見せる事で、カリスマ的な人気を獲得しました。全曲カバーの一枚も含めてアルバムは四枚しか出してませんが後進への影響は絶大で、90年代後半以降はRATMの方法論をパクったバンドが雨後の筍の如く登場しました(残念ながらRATMの様に骨のあるバンドはごく少数でしたが)。そういう分かり易い影響以外でも例えばMuseMatt BellamyはRATMの大ファンらしく、RATMからインスパイアされたのかなって感じの曲があったり、あるいはライブで曲の終わりに良くやってるジャムでRATMのリフを演奏したりもよくしてたと思います。

 でKilling in the nameですが、そのサウンド、そして歌詞が表現する思想合わせてRATMというバンドを代表する曲の一つでないかと思います。いやー、高校の学園祭で“Fuck you, I won't do what you tell me”とか叫んだら最高にカッコいいと思いますよ。その後の教師達からの覚えまでは保証できないですけど。学園祭って書いたついでに演奏面について書くと、サウンドの再現的に最大の壁がピロピロ言ってるギターソロでないかと思います。RATMでギターのTom MorelloはDigitechのWhammyというエフェクターを使ってこの音を出していると思われます。Whammyは高校生が買うにはお高いエフェクターですが、恐らく最近のマルチエフェクターならまずWhammy的なエフェクトが入ってると思うので、必要ならエクスプレッションペダルを買ってトライしてみて下さい。もしもそれができない場合ですが、うーん、オクターバーとスライドアップダウンを上手く使ったら何とかそれっぽくできますかねぇ。あとまぁそもそも英語でのラップとかファンキーな演奏とかが敷居が高いという問題もありますが、そこは気合で乗り越えて欲しいと思います。

 ちなみにこの映像は2009年のクリスマスに英で起こった「ファッキンオーディション番組の曲なんかでなくKilling in the nameをシングルチャートの一位にしようキャンペーン」(私が適当に名付けました)への返礼として翌年に開催されたフリーライブの映像です。凄い盛り上がりですね。恐らくRATMのライブが最も多くの人が同時にFuck Youと叫ぶギネス記録じゃないかと思うんですが(そんな記録を集めていれば)。実は私が今一番ライブ観たいのはRATMなんですよ。前回の再結成時は金とか無くて行けなかったので、次があるなら何としても観に行きたいです。