【音楽】名曲・名演セレクション その32 King Crimson / Larks' Tongues In Aspic Part 1

 あと一日で小難しい本を60p読まないといけないのに酒を飲んでる管理人です、皆様こんばんわ。まぁ寝た後頑張ります。今年の音楽シーンを総括するベストアルバムランキングがもう各所で発表されてますね。その中でThe 1975ってバンドが結構高評価をみかけるのでちょっと視聴してみたんですが、さっぱりピンと来ない。こういう世評は高いけど自分にはあんまりピンと来ないアルバムをどうするか、悩むんですよね。無駄な金を使いたくはないけど自分の音楽の趣味を限定せずにできればまだ広げていきたいし、当初はピンと来なかったけど数年後に突然その良さが分かるってのも無い訳では無い。まぁ金次第ですかねぇ。

 ちなみに各所のランキングを調べて回るのが面倒臭い方には以下のサイトが参考になるかと思います。各所のランキングを総合したものです。

2018 Music Year End List Aggregate

 玄人向けのサイトが多いのか、ランキングも玄人向けな感じですが。私はランキングに載ってるのだと、Kamasi Washingtonを来月買う予定です。あとIdlesとShameも買いたいかな。

 


King Crimson - Larks' Tongues In Aspic Part I (OFFICIAL)

 是非、可能な限り大きな音で聴いてみて下さい。ヘッドホンで爆音がお勧めです。

 King Crimsonは現在アニメ放送中のジョジョ第五部に登場する敵スタンドの名前、もといプログレッシブロック(簡単に説明すると、高度に技巧的だったりシンフォニックだったり幻想的だったりするロックを総称するジャンルです。大体70年代がそのピークでした)と言われるジャンルを代表する英発の超大物バンドです。ただ今絶賛来日公演中ですね。私も興味はあるんですが、チケットが高過ぎて手が出ないです。中心人物はギターがメインでたまにメロトロンなんかも弾くRobert Fripp。その他のメンバーはかなり流動的です。現在はなんとトリプルドラム編成なんですよ。ちょっと他では見た事無いですね。追記:そういやRadioheadがライブの一部の曲、Bloomとかでトリプルドラムでした。

 この曲は5thアルバム、Larks' Tongues In Aspicの1曲目ですね。邦題は『太陽と戦慄』。wikipediaによると原題の直訳は「雲雀の舌のゼリー寄せ」で、中国の古い宮廷料理の名前らしいです。女性の性器の隠喩ではないかとの説もあるみたいですが、本人達は否定しているとの事。

 King Crimsonというバンドに対し、プログレッシブロックというジャンルやRobert Frippの哲学的発言から、小難しい音楽じゃないのかと食わず嫌いをしている方がもしいたら、勿体無いですよ。Crimsonはとっても分かり易いです。分かり易く緊張感がヒリヒリと高まり、分かり易くロックのカタルシスが炸裂し、分かり易く超絶技巧が披露され、分かり易く抒情的で美しい(あんまりこの曲は抒情的ではないですが。このアルバムだと2、3曲目なんか抒情的です)。インプロビゼーションも慣れたら楽しいですよ。という訳でCrimsonをプログレおじさんに独占させるのは勿体無いです。若い人々も聴きましょう。この5thアルバムの他にお勧めのアルバムをチョイスすると、

・1stアルバム In The Court Of The Crimson King(『クリムゾンキングの宮殿』)

・7thアルバム Red

・8thアルバム Discipline

辺りが定番のチョイスでないかと思います。という訳でCrimson、良ければ聴いてみて下さい。別に最新の音楽を否定する訳では無いですが、昔の音楽を色々掘るのも楽しいですよ。