【音楽】名曲・名演セレクション その275 反町隆史 / POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜

 反町隆史の5thシングル。2ndアルバム “HIGH LIFE” 他収録。

 反町隆史は日本の俳優、元歌手。デビュー時はジャニーズ事務所に所属し光GENJIのバックダンサーなどを務めていました。1994年春に所属事務所を研音に移籍してからは俳優としての活動を本格化させ、特に1997年から1998年にかけて『バージンロード』、『ビーチボーイズ』、『GTO』といった話題作に立て続けに出演し、この頃の勢いはかなりのものがあったと記憶してます。今回取り上げる ‘POISON’ はこのドラマ『GTO』の主題歌として発表されたものですね。週刊少年マガジンの漫画が原作で、元不良の高校教師が問題児の生徒と曲者教師だらけの学園で破天荒な活躍をする、つう感じの作品なんですけど、そういう作品に合わせて反町自身が書いた歌詞が、こう何つうか、古風だなぁというか、男気一直線というか、強烈な個性を放っております。あと楽曲的にはやっぱギターリフですね。小倉博和さんという方がプレイしてるらしいんですが、ハードロックド直球つう感じで、当時のシーンでは明らかに異彩を放ってました。つう事で歌詞的にも楽曲的にも反町自身の意向 (多分) が存分に反映された作品ですね。こういう尖りまくった曲が時を経ても忘れ難い曲だったりします。今春のクールでドラマ『GTOリバイバル』が放映されるという事で、それに合わせて本楽曲もBLUE ENCOUNTとのコラボによりリバイバルアレンジが発表されています。やっぱリフは活かすんですね。

BLUE ENCOUNT×反町隆史「POISON」でコラボ、ドラマ「GTOリバイバル」主題歌に(コメントあり) - 音楽ナタリー