【音楽】名曲・名演セレクション その227 the brilliant green / そのスピードで

 the brilliant greenの5thシングル。2ndアルバム “TERRA2001” 収録。

 the brilliant greenは京都出身の3人組→2人組→現在は川瀬智子のソロプロジェクト。元メンバーの奥田俊作は現在裏方として活動を支えています。並行して行っている川瀬のソロ活動、Tommy february6Tommy heavenly6と同じ図式ですね。洋楽志向の強いグループであり、サウンドにもブリットポップなど洋楽の影響を多々感じさせるほか、歌詞もデビューシングル ‘Bye Bye Mr. Mug’ 始め英詩の曲を特に初期は多く発表してきました。世間的なブレイクとしては、初の日本語詞シングルだった3rd ‘There will be love there -愛のある場所-’ の大ヒットですね。ドラマの主題歌でした。

 でこの ‘そのスピードで’ のMVは去年、活動25周年という事で公開されたものの一つなんですけど、この楽曲もブリグリの洋楽志向を反映したものと言えようかと思います。ブリティッシュなイントロのギター、そして歌詞も洋楽的な抽象的なイメージを重ねるものとなってます。作詞した川瀬によると、飛行機に乗って窓外の月の光が翼に反射している光景から着想を得て、1番のサビの歌詞を書いたらしいです。あとは川瀬のヴォーカルですね。気だるげな雰囲気を漂わせながら、時折隠し切れない反骨精神。ブリグリのオシャレなサウンドとのマッチングが実に良好かと思います。