【音楽】名曲・名演セレクション その216 The Mars Volta / Roulette Dares (The Haunt of) 【Live】

 最初にお知らせです。週明け月曜から4週間、平日は泊りがけの実習に行ってきます。一応レンタルのポケットwi-fi持っていくんですけど、1月に滞在した際は電波全然入らなかったので、恐らく平日はブログの更新とか全然できなくなります。記事は週末にまとめてアップする事になりそうです。まぁあんま現状と変わらない気もしますが…。twitterチェックしたりブログのコメント読んだりくらいはできると思うので、何かあったらそれらから御一報お願いします。

 で、今回の定期更新はいよいよ活動再開という事で先日新曲を出したThe Mars Voltaです。

 

 The Mars Voltaの1stアルバム “De-Loused in the Comatorium” の3曲目。

 The Mars Voltaは2000年代のロックを語る上では決して外せないバンドです。元At The Drive-InOmar Rodríguez-Lopez、Cedric Bixler Zavala、アフロ組の2人を中心として2002年結成。At The~時代からのエモ/ハードコア的アプローチに加え、プログレサルサ、ダブ等々多様な音楽的要素をブッ込み、往年のプログレを彷彿とさせる圧倒的演奏技術と大作志向でそれらをド派手にブチかますという、シンプルが身上であるロックンロール・リバイバルがトレンドの当時のロックシーンに突如現れた特異点のようなバンドでした。余りにも独創的で音楽的に高度過ぎたため、多くのフォロワーを生んでシーンを形成するような事は無かったですが、間違い無く当時の同世代のミュージシャン達に少なからず影響を与えたと思います。私が思い付く範囲だと、例えばIncubusなんかはかなりThe Mars Voltaからの影響が分かりやすい方でしょう。あるいは00年代後半の日本のロックシーンにおいて、9mm Parabellum Bullet凛として時雨のような高度な演奏技術を持ったバンドが続けて台頭したのも、The Mars Voltaがテクニカルな演奏で魅せるのをオルタナティブ・ロックにおいてアリにした影響下にあると言えると思います (勿論Museの存在も無視できませんが)。

 で今楽曲について、凄まじいまでに叩きまくるドラムなど拝めるライブ映像も良いですが、できればアルバム通して1曲目から聴いてみて欲しいですね。この3曲目のイントロで鳥肌立ちますよ。あんま繋ぎ方が良くないですけど、YouTubeのリンクも貼っときますんで、是非 (できればCD買ってくれ)。

 この1stアルバムはアフロ達の自殺した友人に捧げられたコンセプトアルバムとなっておりまして、単語とか難解過ぎて私は正直全然分かってないんですが、歌詞もそのテーマに沿ったものとなってるらしいです。コンセプトアルバムとかそういう芸術様式、私は思い入れありますので、無くなって欲しくないなと願っております。