チャーチズ、デビュー作の10周年盤をリリースすることを発表＆未発表曲“Manhattan”の音源が公開 | NME Japan
今回はデビューアルバム “The Bones Of What You Believe” の10周年リイシューを10/13にリリースするChvrchesです。
Chvrchesの1stアルバム “The Bones Of What You Believe” の8曲目。
Chvrchesは2011年に英Glasgowで結成された3人組バンド。バンド名はChurchesのもじり。宗教的な意味合いは無いけど言葉の持つイメージ・曖昧さが気に入って付けたとの事。メンバーは元々別のバンドで音楽活動を行っており、特にIain Cookが所属していたAereogrammeというバンドはまぁまぁ有名だったと思います。当時日本盤も出てました。という風に元々ロック畑だった3人が集まってエレクトロ・ポップを演奏してるというのがこのバンドの特徴かと思います。例えばテクノ的な流行であるEDMにはあまり乗っからず、あくまで自分達の好きなDepeche ModeやNew Orderなどその辺を想起させるレトロ感のあるテクノを演奏する姿勢であったり、ライブ演奏における再現性を意識した楽曲制作、生楽器の多用なんかはそういうバックグラウンドを持った彼らならではでしょう。あとバンドの特徴としてはやはりメイン・ヴォーカルであるLauren Mayberryのパフォーマンスですね。可憐さ、切なさ、そして知性を感じさせるヴォーカルはこのChvrchesの魅力を決定付けてますし、彼女のヴォーカルはこのアルバム以降もより力強く成長しています。Laurenは今年ソロ・デビューも果たしています。
で今回の選曲ですが、敢えてシングルはガン無視してアルバムで自分の一番好きな曲を選んでみました。情熱的なLaurenのヴォーカルが良いですよね。サウンドメイク的にはギター、ドラムと生楽器の使用、そしてサビでのLaurenのヴォーカルとの掛け合いなど声のサンプリングを活用してるのがポイントかと思います。Laurenは大学院でジャーナリズムを修めた才媛らしいのですが、彼女が書いた巧みな比喩を用いた歌詞も聴きどころの一つですね。
