【競馬】2023年 凱旋門賞 結果雑感

 当日のパリロンシャンは雲一つ無い快晴。例年ならコートが着たくなるくらい寒いのが今年の観客は夏の装いという事で、かなり例年とは異なる条件での開催となりました。馬場の方も、合田さん曰く当日朝に結構散水したらしいのですが、それもかなり乾き、時計もロンシャン開催の凱旋門賞で歴代4位の走破タイム。去年の日本勢惨敗や円安など諸条件が重なったせいか今年の日本馬はスルーセブンシーズ1頭のみの参戦となったのですが、そういう年にこういう気象条件となったのは残念というか皮肉というか…。スルーセブンシーズが好走してくれて、希望を繋いでくれて、本当に良かったなと思いますね。尾関調教師としてはもう少し前目のポジションに付けて欲しいと思われていたようですが、他馬に揉まれないポジション、しかも最内で走れたのは結果としては悪くなかったんでないかと。最終直線は上手くルメールが馬群を捌きましたね。勿論もっとスムーズに行ければ最高だったですけど、与えられた状況でベストを尽くしてくれたんでないかと思います。

 Ace Impactは強かったですね。上がり3Fが33秒06だったらしいです。グリーンチャンネルの中継でスペシャルゲストの武豊騎手が、最終直線はオープンストレッチがあるから内側の方が有利?という司会の問いに対し、馬群が自然に内側にばらけるから外側も走りやすい、といった説明をされていたのですが、正にそんな感じでしたね。なんでAce Impactの鞍上C・デムーロもあまり外側に出す必要無く、ロスの少ない競馬ができてた。気になるAce Impactの次走ですが、飛びが大きい馬なので小回りの競馬になるBCターフは考えていないそうです。ジャパンカップは現時点では否定せず。3歳で引退するにしても、まだ6戦なんであと1戦くらいはしても良いのでは、って感じもありますが、Flightlineのようにスパっと引退する可能性も否定しきれない。今後が気になるところです。