【音楽】名曲・名演セレクション その114 Prince and The Revolution / Purple Rain (Live)

 すみません、エヴァ観たりしてて記事の投稿が遅くなりました。で実はこれ書いてる現在『破』までしか観返してないんですが、自分が『Q』まで全部観てた、でもサッパリ覚えてなかったというのがよく分かりました。今回観返せたのは良かったんですが、最終作の劇場公開までちゃんと記憶が残ってるか、正直怪しいですね。…また観ないといけないのか。

 


Prince - Purple Rain (Official Video)

 Princeのオリジナルアルバムとしては6枚目、~ and The Revolution名義では初である、映画『Purple Rain』のサウンドトラックの最終9曲目。ちなみにこの動画は映画のラストシーンです。

 Prince、本名Prince Rogers Nelson、日本での通称殿下は米Minneapolis出身のミュージシャンです。作詞・作曲・歌唱・楽器演奏・プロデュースと何でも自分一人でやっちゃう人でして、ついでに書くとダンスも上手い(映画『Purple Rain』で拝めます)。20世紀の才能溢れるポピュラーミュージシャンを5人挙げろとなると間違いなく挙がってくる人ですね。トップに据える方も多いでしょう。音楽性を表す言葉でWikipediaのPrinceのページに良い表現があったので引用させてもらうと、

ロック、ファンク、ソウル、ブルース、ゴスペル、ジャズ、ハード・ロック、ヒップホップ、ディスコ、サイケデリック・ロックを自在に取り込んだ唯一無二のスタイル

 といった次第です。後世への影響も多大なものを持ってまして、分かりやすいところを書くと日本の岡村靖幸なんかはPrinceのフォロワー的存在と言って良いでしょう。あとLuna SeaSugizoがバンド初期にこの動画でPrinceが弾いてるCloud Guitarの形コピーしたの弾いてたりとか、MuseがPrinceの曲コピーしたり(Museはデビュー前はファンクバンドだったらしいですね)とか、まぁ色々あるかと思います。

 でさてアルバム『Purple Rain』ですが、Princeの代表作の一つで全世界で1500万枚のセールスを記録したモンスターアルバムであります。上に書いた通り同名映画のサントラなんですが、映画の方はまぁ、Princeという人に興味があれば楽しめるんじゃないでしょうか。とにかくこのアルバムの音楽の出来が良いんですよね。Princeの作品の中ではPopの志向性が強い方なんですがそれだけではなく、「When Doves Cry」に典型的なように実験的な要素も盛り込まれている。Prince始めの1枚としてもお勧めできます。あとこのアルバムはその卑猥な歌詞で、PARENTAL ADVISORYというステッカー、輸入盤に貼ってあるアレですね、ができる切っ掛けになっております。

 で最後に楽曲「Purple Rain」です。イントロのコーラスがかかったギターとかスネアの音とか如何にも80年代という感じですが、本当の名曲はそういうスタイルを超えて伝わってくるものだと感じます。この曲は何と言ってもPrinceの弾くギターですね。Princeは米Rolling Stone誌が選ぶ歴史上最も過小評価されている25人のギタリストという企画で、第1位に選ばれてるくらいのギターの名手なんですが、この動画からも優れたギタリストである点伝わるのでないかと思います。ついでなんでPrinceのギターの名演として有名な動画貼っておきます。両方カバーですね。


Prince, Tom Petty, Steve Winwood, Jeff Lynne and others -- "While My Guitar Gently Weeps"


"Creep" - Prince at Coachella 2008 (Uploaded via Permission from Radiohead & NPG Music Publishing)