【音楽】名曲・名演セレクション その111 world's end girlfriend (feat. 湯川潮音) / 君をのせて~ナウシカ・レクイエム (Live)

 すみません、更新遅くなりました。

 


world's end girlfriend (feat. 湯川潮音) - 君をのせて/ナウシカ・レクイエム(LIVE/10/10/2015)

 world's end girlfriendは現在新型コロナが蔓延する地獄の日々のお供にという事で、既発アルバム全作品をBandcampにて無料または投げ銭で公開されてます。この映像の音源もダウンロード可能。もし良ければ応援してあげて下さい。

world's end girlfriend、新しい地獄のお供にアルバム11作品を無料&投げ銭で配信(コメントあり) - 音楽ナタリー

LIVE/10/10/2015 | Virgin Babylon Records

 あとこのカバーのスタジオ音源ですが、多分『キラキラジブリ』というコンピレーションにだけ収録されてると思います。正直この曲以外はうーん…って感じのアルバムなんですが、まだ結構手に入るみたいなのでよろしければどうぞ。スタジオ版はエレクトロニカ色が強かったり結構趣が異なります。

 world's end girlfriendは長崎県五島列島出身の前田勝彦によるソロユニットです。五島というと『ばらかもん』とか『ヨシノズイカラ』の舞台でもありますね。まぁ五島と言ってもそこそこ栄えている中心地から人口一桁の離れ小島までピンキリでして、前田さんがどういうところ出身なのかは分かりませんが。音楽性としてはポストロックやらエレクトロニカやら混ぜこぜになった何かという感じでしょうか。よくAphex Twinが例えに出されますが、この映像にもある通りギターが用いられる事も多いというのは大きな違いですね。活動としてはオリジナルアルバムの他、映画『空気人形』などのサントラ仕事、またworld's end boyfriendやwonderland falling yesterdayといった別名義での活動も行われています。

 湯川潮音は日本のSSW。sione名義でも活動中。父は元子供ばんどの湯川トーベン。映画『リンダ リンダ リンダ』への出演を覚えていらっしゃる方も多いのでないかと思います。何と言ってもその声ですよね。子供の頃は東京少年少女合唱隊に所属されてたらしいのですが、清らかというか、あるいは最近流行りの言葉で書くとbiblical…なんか用法がズレてる気もしますが。個性の際立ったヴォーカルには引き合いも多く、ご自身名義での活動の他にも他のアーティストからフィーチャーされての仕事も多くこなされています。今回取り上げたWEG以外だと、例えば時雨TKのソロ作への参加とかありますね。

 で楽曲についてですが、作詞:宮崎駿、作曲:久石譲ですね。まともに聴かせるには結構歌い手を選ぶ曲だと思うのですが、その点勝ちを狙いに行って見事ハマったという感じでしょうか。そういや私『ラピュタ』も『ナウシカ』も久しく観てないですね。まぁ『ラピュタ』とか30代後半男性独身彼女無しが観たら心に軽く傷を負いそうな気がしますが。『耳をすませば』とか観たらきっと暫く立ち直れないですね。