【音楽】最近買った音楽の感想 2018/10/28

  以前ナリタブライアン1994の非凡が弱過ぎると文句を書きましたが、今度はナリタブライアン1993の非凡が強過ぎて話題になってるみたいですね。まさか私が書いた記事を読んで非凡強くしたって事は無いと思いますが。三冠馬という事を考えればオルフェーヴル2013と同じくらいは強くて良い、ただ三冠のパフォーマンスはブライアンが一番という主張も強い、とか考えれば結構強力な非凡でも良いのかなとは思いますが、まぁ私実際に走ってる所見てないのであまり強くは言えません。余りにバランスブレイカーだと興ざめなのも事実です。ただ一点指摘しときたいのは、ナリタブライアンで自家製種牡馬作って強力な配合組むの、結構難しいと思います。見事血統はSt. SimonとTeddyとなかなか渋いし、Royal Chargerが既に使われててかつHaloの因子を持ってないのも辛い。さらに書くとNearcticも既に使われてるので完璧な配合組むのにキングヘイローは使えない(ラーイが欲しくなりますね)。ブライアン好きなんで1993手に入れたらどんな配合組もうかたまに妄想してるんですが、まだこれだ!って配合は思いついてません。もし二周年ガチャでラインアップに入ってて手に入ったらトライしてみたい所ですが。追記:かなり綱渡りな感じの配合ではありますが、一応構想はできました。あとはゲットするのみ。…そこが一番の問題なんですが。10/29追記:やっぱり非凡の仕様、変更されましたね。

kshn.hatenablog.com

 

 

 2018秋のボックスセットシリーズ第一弾。  

 John LennonThe Beatles解散後出した二作目のアルバムのリイシューですね。正直『Imagine』よりも『ジョンの魂』の方がボックスセット欲しかったんですが。ガチのJohn Lennonファンはそう思う人多いと思うんですがね。

 まず箱の大きさですが、LPサイズよりも一回り小さいです。手持ちのあれこれと大きさを比べてみたんですが、通常のDVDケースよりは大きい、でもウマ箱の縦よりは辺の長さが短い、丁度同じ大きさなのが凛として時雨のベストの限定ボックスセットですね。持ってない人にはピンと来ない例えばかりで申し訳ないですが、私的には丁度良い大きさですね。LPサイズは私的には大き過ぎますね。収納に困るんですよ。

 Blu-rayですが、動画は収録されてません。CDと同じ音源+αが高音質かつ(私は確認できてないんですが)5.1サラウンドで収録されてます。

  で、この再発の目玉であろうCD1を過去のバージョン、2014年発売の紙ジャケ版、UICY-40101と簡単にですが聴き比べてみました。総じての印象としては、音の重心が下がって自然な音になってますね。例えば三曲目Jealous Guyのイントロのピアノの音なんかは分かり易く、上ずってたのが自然なピアノの音になってます。あと八曲目How Do You Sleep?なんかは重心が下がったことで迫力が出てます。私はこの最新バージョンの方が良いと思います。あとボートラ六曲目Happy Christmasのイントロの、キョーコとJulianへの呼びかけがはっきり聴き取れますね。こんなハッキリ聴けたのは初めてです。

  あとボックスセットに収録のデモなどですが、あまりアレンジの変遷とかは無いですね。初めからかなり出来上がってる感じ。強いて言えば、Imagineの最初のリズムアレンジはイマイチなんで変えて良かったなというくらい。まぁスタジオの雰囲気を味わってみたい人には良いかもしれません。

 ボックスセットに付属のブックレットですが、John自らの曲解説やらインタビューやらが載ってます。国内盤はバッチリ和訳が付いてますが、私はまだ全然目を通せていません。写真が未発表の物が含まれてるかってのは、ちょっと分かりません。取り合えず見た事ある写真はありました。

 総評としては、ガチのファンならボックスセットを買わざるを得ないが、買ったらまぁそこそこ満足できるって感じでしょうか。取り合えずJohn Lennonを聴いてみたいって人はCD一枚のバージョンで十分だと思います。


John Lennon - Imagine (original demo)

 良くも悪くもJohn Lennonのパブリックイメージを決定付けた一曲ですね。


How Do You Sleep? (Takes 5 & 6, Raw Studio Mix Out-take) - John Lennon & The Plastic Ono Band

 Paul McCartneyのソロアルバムの歌詞に自分へのディスりを感じ取ったJohnがブチ切れて書いた一曲。タイトルのHow Do You Sleep?ってのは、お前そのでっかいお目目、夜はちゃんと閉じれるの?夜寝れるの?の意味。まぁJohn Lennonというのはこういう人でもあります。

 

SILENCE WILL SPEAK

SILENCE WILL SPEAK

 

  GEZANの4thアルバム。今回は何とSteve Albini録音。Albiniを知らない?ググれと言いたい所ですが簡単に説明すると、生々しい音でバンドを捉える事に定評のある、インディーロック好きの間では有名なエンジニア(そしてミュージシャン)です。一番有名なエンジニアとしての仕事がNirvanaのIn Uteroですかね。

 これまでも決して過去と同じ音楽性には安住してこなかったGEZANですが、今作ではついにパンクと呼べなくなりましたね。ただ根っこの精神性の所にパンクを感じる事ができるから安心できます。元々単なる勢い任せのバンドではなかったので、演奏のテンポは落ちてもしっかり音楽的に面白がれる所を作れてますね。例えば二曲目の後半とか、五曲目とかグっと来ます。

 Albini録音ですが、良し悪しあるのかなという感じですね。例えば二曲目のドラムの鳴りとか凄いですが(YouTubeの音源よりCDで聴いた方が凄い感じがします)、この曲もっとギターの音重ねたらもっと分かり易く凄かったんじゃないかという気もします。どっかのインタビューで読みましたが、録音に使えるチャンネル数やらで色々やりたい事も制限されたそうです。

 あと何となくですが、このアルバムスピーカーで聴くよりヘッドホンやイヤホンで聴く方がグッと来る気がします。スピーカーで聴いてイマイチピンと来ない人は是非試してみて欲しいです。


GEZAN / DNA (Official MUSIC Video)

 他にもYouTubeにアップされてる曲はあるんですが、何故かリンクが貼れません。何なんですかね、動画の方で貼り付け禁止とかしてるんですかね?

 

タイム・ラプス(初回限定盤)

タイム・ラプス(初回限定盤)

 

  きのこ帝国の5thアルバム。初回限定盤は初期の自主製作盤、『夜が明けたら』が付属。多分新品で買うのはもう相当困難だと思いますが、欲しい人は頑張ってみて下さい。転売野郎に大金払わないと無理かもしれませんが。

 何回か聴く内に最初よりは印象が盛り返したんですが、このアルバムのムードとかがハマる人なら楽しんで貰えるのかな、という感じです。八曲目の「こんなふうに毎日が過ぎるならそれはそれでいい」のリフレインなんかは来るものがあります。ただ、それ抜きで純粋に音楽として楽しめるかと言われると、正直微妙な感じです。何と言うか、中途半端なんですよね。ポップス的な完成度も、ロックとしての鋭さも、新機軸へのトライも、感情の深みも、何もかも。今回おまけの『夜が明けたら』とか、同じような路線なら『猫とアレルギー』とか、過去作の方が断然良いです。あとフォロワーである羊文学にも惨敗ですね。まぁ羊文学をきのこ帝国のフォロワーって言葉で括るのは無理がありますが。つか今後もこんな作品ばかり出してるようじゃ、羊文学をきのこ帝国ごときのフォロアーだなんて彼らに失礼だって言われちゃいますよ。きのこ帝国、好きなバンドなんで頑張って欲しいです。


きのこ帝国-金木犀の夜


きのこ帝国 – 夢みる頃を過ぎても

 これらの曲がグッと来る人は多分アルバム全体も楽しめるんじゃないかと思います。