【ウマ娘】サクラローレルが主役の『スターブロッサム』連載開始 第1話登場の新ウマ娘についてちょっと

 ジャンプ+はランキングがあるんですけど、取りあえず順調な発進みたいですね。正直ローレルの物語って史実通りにすると途中まで結構物語的にしんどいと思うんですが、何とか盛り上がるところまで、あわよくばフランス遠征のその先まで辿り着いて欲しいと思います。

 でこの記事はその『スターブロッサム』第1話で早速新ウマ娘が登場しましたので、その簡単な解説など。

 

凱旋門賞1986

ダンシングブレーヴ - Wikipedia

 3年後として描写されるブライアンの朝日杯は1993年なんで、その3年前だったら1990年になるんですが、シリウスシンボリが出ていた事、2:27.7のレコードタイム、大外一気の勝ち方、そして勝ちウマ娘のサンダンスブレイズという名前からして、作中レースのモデルとなったのは1986年の凱旋門賞だと思われます。優勝馬Dancing Brave。という事でサンダンスブレイズのモデルと予想されるのはDancing Brave。1983年産まれの英国馬で1980年代の欧州最強馬とされ、現在でも歴代3位のレーティングの持ち主。凄まじい末脚の持ち主だった事で有名で、上の動画の通り、史上最高レベルで出走馬が充実したとされる1986年の凱旋門賞、追い込みは決まりにくいレースとされるんですが、画面の外からド派手に差し切っています。引退後も色々あってとてもドラマチックな生涯だったんですが、日本で種牡馬生活を送っており、病気のせいで十分な数の種付けをできなかった中からキングヘイローキョウエイマーチなどを輩出しています。母父キングヘイローを通してDancing Braveの血を継ぐディープボンドやイクイノックスが世界の舞台で活躍しているのは、感慨深いものがありますね。

 

朝日杯3歳ステークス|1993年12月12日 | 競馬データベース - netkeiba.com

サクラエイコウオー (Sakura Eiko O) | 競走馬データ - netkeiba.com

 額の模様からもそうでないかと言われていましたが、レース映像での走りとの照合でも、ヨシノプリヴェールのモデルはサクラエイコウオーで間違いなさそうですね。ローレルやブライアンと同じ1991年産まれのマルゼンスキー産駒。詳しい戦績は今後マンガで描写があるかもしれないんで省きますけど、未だ存命の国内重賞勝ち馬としては現在ナイスネイチャに続いて2番目に高齢となるようです。繋養されている新和牧場さんにはマンガにも登場したサクラチヨノオーの墓もあるらしいんで、会いに行きたくなった方もおられるかもしれませんが、牧場見学はマナーを守って行いましょう、と一応書かせて頂きます。

 

 ついでに。ローレルが走った短距離ダートですけど、モデルとかあるのかはちょっと分からないですね。1994年1/30に東京ダート1400mの未勝利戦に出てるんですけど、史実ならそこで勝ってます。まぁなんでそういうモデルがあるレースではないのかもしれない。