【音楽】【音楽機材】John LennonとGeorge Harrisonがかつて所有していたギター 英TV番組で5500万円の価値があると鑑定

ジョン・レノンとジョージ・ハリスンがかつて所有していたギター 英TV番組で5500万円の価値があると鑑定 - amass

 リンク中に演奏する映像あり。でこのギターですが、フレットレスギターです。1960年代にプロトタイプとして制作されたものとの事。一応説明しますか。普通のギターはフレットという、ギターのネックに一定の間隔でセットされている金属の区切りみたいなのがあって、それのおかげである程度ラフに押さえてもいつも同じ音の高さを出せる訳です。一方フレットレスギターはそのフレットが無い。それによる良い点は、音高の表現をより自由にできる事(フレット有りのギターもチョーキングで音高くできますけど、フレットレスの方がより自由かと思います)。一方欠点としては音の高さ毎のポジションをちゃんと把握してしっかり再現できないと、変な音高の雑音を垂れ流す事になります。だからヴァイオリンとかの訓練をしっかり積んだ人でないと基本難しいと思われます。あとギターって和音弾いてナンボの楽器ですが、フレットレスだと和音を弾くのが絶望的に難しい。なんで基本的には単音ソロ用の楽器ですね。あと更に書くと、フレットが無いと音の感じがかなり変わります。上のリンクの映像もそうですけど、アタックの弱い、ふにゃっとした感じの音ですね。この辺、Jaco Pastoriusの使用で有名なフレットレスベースはそこまで違和感ない音になると聞いた事がありますが。

 私の中ではフレットレスギター=SUGIZOだったんですが、アイデアは昔からあったんですね。寧ろいなかったのは使い手の方という事かな。

2020/10/16追記:こちらのギターですが実際にオークションにかけられ、3230万円で落札との事です。予想価格より下がってるのは、新型コロナによる経済の冷え込みも多少影響してるでしょうね。

ジョージ・ハリスンとジョン・レノンがかつて演奏したエレキギター 3230万円で落札 - amass