【音楽】名曲・名演セレクション その105 松任谷由実 / 春よ、来い

 用事だったり度忘れだったりで結局Syrup16gのニコ生中継、全然観れなかった管理人です、皆様こんばんわ。つうか何でニコ生なんですかね。一昨日昨日と遅れて観に行ったらプレミアム会員限定とかであぶれて観覧できず。普通にYouTube Liveでやってくれりゃ良いのに。ニコ生の方が経済的に美味しかったりするんでしょうか?こうなれば後日誰かがガッツリアップしてくれるのを期待するしかない。待ってます。

 


松任谷由実 - 春よ、来い

 1994年発表、松任谷由実の26thシングル。オリジナルアルバムでは26枚目の『THE DANCING SUN』に収録。同名のNHK朝ドラの主題歌でした。あとこの曲、国語や音楽の教科書に取り上げられたりもしてるらしいので、それで知ってる若い方も多いのかな?

 松任谷由実、旧姓荒井由実は日本のSSWです。この人の場合才能がどうこうとかいうより単純に売り上げの記録が凄いのでそちらを紹介します。以下は

松任谷由実 - Wikipedia

から引用します。

  • アーティスト総売上(歴代8位の3,993万枚)
  • アルバム総売上(歴代3位、ソロ&女性1位の3,135万枚)
  • アルバム1位獲得数(歴代2位、ソロ1位の24作)
  • アルバム1位連続獲得年数(歴代1位の18年)
  • アルバム1位獲得最年長記録(歴代4位、女性2位の64歳3か月(ユーミンからの、恋のうた。))
  • アルバムTOP10獲得作品数(歴代2位、女性1位の49作)
  • アルバム年間TOP10獲得作品数(歴代1位の19作)
  • アルバム年間TOP10連続獲得年数(歴代1位の14年)
  • シングル同時TOP100獲得作品数(歴代2位の16作)
  • 10年代1位獲得数(歴代1位の5回〈1970・1980・1990・2000・2010年代〉)
  • アルバムミリオン獲得作品数(歴代3位、ソロ1位の10作)
  • 日本人アーティストとして初めてのアルバム200万枚突破

 引用は以上。この人の場合、ただ大衆に広く受け入れられてるだけでなく、作品の奥行きもしっかり備えてるのが凄いところですよね。例えば、映画『魔女の宅急便』のエンディングテーマとか、ずっと心に残ってる人も多いんじゃないかな。熱狂的に信奉するミュージシャンも多いですよね。私も正直この人は人間的にいけ好かないんですが、いくつかの作品を聴いてその才能は認めざるを得ないなと思ってます。

 でこの「春よ、来い」ですが、まずイントロのピアノが良いですよね。リリカルであり仄かに和を感じさせる絶妙なところを突いてくる。これは夫でありプロデューサー他を担当する松任谷正隆の仕事でしょうか。歌詞が一部文語調なのは恐らく、提供したドラマがWW2以前からの長い歴史を扱うという事でそこに寄せたんでないかと思います。私ごときがユーミンの歌詞を分析するとかなかなかおこがましいですが、この曲の歌詞において大きなテーマなのが、時間ですかね。「愛をくれし君」がいた過去と、「まだ見ぬ春」の未来との間の現在で宙ぶらりんになっている。私も未だ三十路の若輩者ですが、人生って結局ずっと宙ぶらりんなのかなという気もしますね。何かを目指していた筈なのに、結局それはすり抜けてどこかに行ってしまうというか。あるいはずっと青春時代を引きずり、死ぬまで何かを待望し続けるのが人生なのかもしれません。とかいうのが多くの人に刺さったから、この曲がミリオンセラーになったんだと思いますが。私の稚拙な分析は以上とさせて頂きます。