【音楽】名曲・名演セレクション その45 ぼくのりりっくのぼうよみの三曲

 メンタルは豆腐並で定評のある管理人です、皆様こんばんわ。最近Twitterからこのブログにアクセスがあったようなんですが、悪口書かれてたら怖いのでエゴサとかできません。皆様、悪口は私の目に入らない所でお願いします。

 さて、昨日はぼくのりりっくのぼうよみの最後のライブ、『葬式』が行われました。私もニコ生で途中まで観たんですが、名曲連発で観ごたえ十分のライブでした。最後まで観たかったなー。是非ライブビデオ出して欲しいですね。 で、この記事は私からの弔辞の代わりとして、ぼくりりの楽曲群の中でも出色の三曲を私のチョイスで紹介したいと思います。

 


ぼくのりりっくのぼうよみ - 「Sunrise(re-build)」ミュージックビデオ

 1stアルバムの最終曲。re-buildってのは多分以前別のバージョンがあったって事だと思うのですが、私は聴いた事ありません。発表されてるのかな?

 1stアルバムのhollow world、ぼくりり君の自己評価は高いみたいですが、私は正直そこまで好きではありません。少なくともサウンドは2nd以降の方が断然面白いと思う。ただ、ラストアルバムの「遺書」に1stアルバムのリリックは「ぼくのりりっく」だった、以降は「みんなのりりっく」になってしまったといった旨の記述がありました。確かにこのアルバムの歌詞はぼくりり君の、彼しか持ちえない心象風景的な描写が多いのかもしれないですね。

 といった感じの1stアルバムですが、その中で一曲選ぶならこの曲でしょうか。要するに朝日がもたらすポジティビティみたいな歌詞ですが、私みたいな捻くれた人間にも嫌味に聴こえないのが良いなと思います。詩的な表現の巧みさ故でしょうか。

 あとこのMV、曲の中間で寸劇?が入って中断しちゃいますね。正直こういうMVは好きじゃないんですが。まぁ曲をちゃんと聴きたい方はアルバムを買うなりして頂ければと思います。

 

 次に紹介する『在り処』のビデオですが、なかなか衝撃的な作品になってます。血とか自傷行為とか見たくない方は再生ボタンだけ押して動画は見えないようにして頂ければと思います。 

 

 2ndアルバムの3曲目。

 ぼくりりの音楽は、外注したトラックのカッコ良さ(ぼくりり君本人の人選なのか、もしくは誰かのサポートがあるのかは知りませんが)も聴き所の一つなんですが、この『在り処』がぼくりりの全楽曲の中で最も秀逸なトラックではないかと思います。緊張感のあるピアノのイントロ、サイケデリックに立ち上る逆回転風サウンド、そして走り出す硬質なビートとそれに乗る厭世観炸裂の歌詞。いやー最高ですね。最高なんで是非カラオケで歌いたいんだけど、とても他の人と一緒じゃ歌詞的に歌えない。まぁそんな歌詞だから好きってのもあるんですが。あとこの曲のトラックを製作したのは、雲のすみかという方で、ご自身名義での作品もリリースされているようです。気になってはいるので、その内買って気に入ったら感想でもこのブログに書こうかと思います。

 あとこのビデオですが、音楽にエフェクト掛かったり色々余計な音が入ったり、音楽がちゃんと聴きとりにくくなってます。正直こ(略)

 


ぼくのりりっくのぼうよみ - 「僕はもういない」

 最終作である4thアルバムの7曲目。私このMVが好き過ぎて、恐らく私一人でYouTubeの再生回数を50回は上げてると思います。

 「辞職」表明後に発表されたMVは三作ともリリックビデオ風、そして説明するのではなく「辞職」という事実を象徴的に伝える歌詞だというのが、ぼくりり君の思いとかスタイルを表しているのかなと思います。4thアルバムに関しては以前色々書いたのでもう書き加える事もそう無いのですが、一部「みんなのりりっく」から「ぼくのりりっく」に回帰した感はありますね。「想いを隠せば~」のライン、良いなぁ。

 

 3rdアルバムの曲を今回は取り上げませんでしたが、決して駄作という訳ではありませんよ。『SKY's the limit』みたいな明るい曲からダークな曲まで、バラエティ豊かで面白い作品です。という訳で惜しくも「辞職」してしまったぼくのりりっくのぼうよみ、もし良ければ今からでも聴いてみて下さい。ベスト盤もありますが、彼のオリジナルアルバムはコンセプチュアルであるし、どうせ四枚しか出してないんだから、オリジナルアルバムから聴く事を勧めます。あとその内ぼくりり君が別名義ででもミュージシャンとして復帰してくれれば最高ですね。