【音楽】名曲・名演セレクション その119 METAFIVE / Don't Move (Live)


METAFIVE - METAFIVE. STILL ALIVE.

 という事で活動再開らしいMETAFIVEを今週は取り上げます。

 


METAFIVE - Don’t Move -Studio Live Version-

 2016年発売の1stアルバム『META』の1曲目。

 METAFIVEは日本のバンド。メンバーは以下の6名。

高橋幸宏

小山田圭吾

砂原良徳

TOWA TEI

・ゴンドウトモヒコ

LEO今井

 wikipediaのメンバーの並び順そのまま写しただけで、メンバー順に他意はありません。元々は2014年に高橋幸宏がイベント出演のために他のメンバー5名に声をかけたところ、売れっ子5人のスケジュールがたまたま空いていた事が活動のきっかけ。以降フェス参加や楽曲制作を経てグループとしての活動の機運が高まり、バンド名も「高橋幸宏とMETAFIVE」から「METAFIVE」となり、アルバム制作に着手。以降音源としては現在までのところ、今回紹介する1stアルバムとep『METAHALF』の発表があります。

 グループとしての在り方ですが、民主的というか平等なもののようです。1stアルバムでは収録曲12曲を、各メンバーがそれぞれ2曲づつ原曲を作り、それを他のメンバーも参加して肉付けをしていくという方式が取られたとの事。

METAFIVE(高橋幸宏 × 小山田圭吾 × 砂原良徳 × TOWA TEI × ゴンドウトモヒコ × LEO今井)スペシャルサイト

 セルフプロデュースまでできるような熟練のミュージシャンの集まりですが、その単なる足し算じゃなく、各メンバーの要素を掛け算していけるというのがバンドの良いところですよね。実は最近この1stアルバム買ったんですが、ハッタリ成分は控え目ながらも良い曲が揃ってるなと思います。

 でアルバムの数少ないハッタリ成分担当がこの「Don't Move」ですかね。元々のアイデアは小山田が提示し、そこに各メンバーが味付けを加えていったとの事。何でも楽曲が動きまくるから歌詞のキーワードを「Don't Move」にしたらしい。しかし凄いリズムアレンジですよね。そしてその複雑さに拍車をかける小山田のカッティング。本当よくこんな曲演奏できますね。流石は腕利き揃いのMETAFIVEという感じでしょうか。あとLEO今井と幸宏さんのツインヴォーカル、良いですね。幸宏さんが若者を立てているのが良い結果に結びついていると感じます。

 あと、ひょっとしたらビデオを見て「TOWA TEIいないじゃん。何でマネキンなの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、TOWA TEIは隣の別室で同時演奏をしているそうです(上に貼ったインタビューで幸宏さんが話してます)。確かに時々TOWA TEI映ってますね。