【音楽】名曲・名演セレクション その320 DJ Shadow / The Number Song

 今回は2026年の1回目という事で、30年前の1996年に発表されたアルバムからの楽曲です。

 

 DJ Shadowの1st “Endtroducing....” 3曲目。

 DJ Shadowは米California州出身のミュージシャンです。1990年代に英のレーベルMo' Waxから作品をリリースし、レーベルメイトのDJ KRUSHなどと共にアブストラクト・ヒップホップと呼ばれたシーンを先導しました。特にこの1st “Endtroducing....” は行きつけのレコード屋の地下室にあった50万枚のストックなどから選び抜いたレコードと、サンプラーターンテーブルDAWのみで制作され、ギネス・ワールド・レコーズに「初の完全なるサンプリング・アルバム」として記録されています。今となっては一般的な音楽制作の手法となったサンプリングですが、当時はクリエイティブでないとして、サンプリングに対する音楽リスナーからの忌避感も強く (らしいですね)、そういう状況においてリリースされたこのアルバムがサンプリングという手法に対する音楽リスナーの認識を変えたというのは大いにあったと思います。実際このアルバムでどのようにサンプリングが用いられたか説明する動画があったので、御紹介しときます。

 あとこの曲に関して述べると、複雑で鋭いブレイクビーツですね。DAWでリズムトラックを切り刻んて貼り合わせて作ったらしいです。与えた影響で有名なところだと例えばロックバンドのRadioheadなんかも挙がります。3rd “OK Computer” 収録の楽曲 ‘Airbag’ はDJ Shadowのビーツから影響を受けて真似しようとしてできたらしいですね。