【音楽】名曲・名演セレクション その194 Boards of Canada / Reach for the Dead

 Boards of Canada (以下BoC) の4thアルバム “Tomorrow's Harvest” 2曲目。

 BoCは英スコットランド出身のMichael SandisonとMarcus Eoin兄弟による2人組音楽ユニット。ユニット名は子供の頃に観ていたドキュメンタリー番組の制作者、カナダ国立映画制作庁 (National Film Board of Canada) から。80年代後半から音楽活動を始め、1998年にWarpからリリースしたメジャー1st “Music Has The Right To Children” が大ヒット、批評的にも後にPitchforkが「90年代最高のサイケデリックアルバム」とするなど、大成功を収めます。…なんですけど、私正直このアルバムの良さが分からないんですよね。Hip Hop的なビートとサイケデリックなウワモノという点では同じ頃ブレイクしたAutechreにも通じるものがあるんですが、私は断然Autechre派で、“Music Has The Right To Children”、昨晩アルコール服用したから聴こえ方が変わるかもと思って改めて聴いてみたんですが、全然ピンと来ない。まぁ世間で名盤とされてても自分には全然響かないってのもよくある話ですしね。あんま気にしてもしょうがない。ただBoC、4thアルバムは結構好きです。Amazonのレビュー読んだ感じでは従来のBoCファンからの評価はイマイチな感じの作品ですが…。あるレビュー中にあった、これまでの作品は `サイケデリック'、今作は `アンビエント' てのは分かりやすいと思いました。あと私の印象では、特に今回ピックアップした曲なんか明確ですけど、曲の展開・構成、どういう曲なのかがより4thの方が分かりやすいように思います。

 BoCのオリジナルアルバムは、現時点ではこの4thが最後になってます。リリースが2013年なんで、もう9年ですか。元々寡作でしたけど、ここまでインターバルが空いたのは過去無かったですね。そろそろ新たなリリースを期待したいところです。