【音楽】名曲・名演セレクション その128 At the Drive-in / One Armed Scissor (Live)

 私の住む地域では急に秋っぽくなってきました。で今回の定期更新は、アルバム発売20周年という事で、At the Drive-inです。

アット・ザ・ドライヴ・イン、『リレーションシップ・オブ・コマンド』の20周年にコメント | NME Japan

 

 

 すみません、間違えました。

 

  At the Drive-inの3rd、Relationship of Commandの3曲目。

 At the Drive-inはメキシコとの国境沿いの街、テキサス州エルパソ出身の5人組バンドです。私が持ってる日本盤の帯のコピーに「血が、沸騰。」とあるのですが、まさにそういう熱いロックを奏でるグループでした。インディーでの活動を経てこの3rdアルバムで2000年9月にメジャーデビュー(日本盤は同年11月です)だったのですが、丁度それと同時期、2000年の10月にRage Against The MachineからZack de la Rochaが脱退表明を出し、バンドが解散。そこでRATMが表現してきたThe Clash以来の熱く闘う音楽の後継者として、評判だったATDIへの期待が一気に高まった訳です。なんですけどバンドは翌2001年に早くも解散。理由としては音楽性の違いと説明されています。メンバーの内アフロのCedricとOmarThe Mars Voltaを、残り3名はSpartaを結成。私はThe Mars Voltaしか正直聴いてませんが、こういう音楽がやりたかったのならそらATDIでは無理だっただろうなと肯かざるを得ない感じでしたね。TMVもまたその内別の機会に詳しく取り上げます。で結局2001年にはロックンロール・リバイバルが起こり、時代を支配する価値観はCoolnessになり、熱く闘う音楽は一時期Trail of Deadなんかが引き受けるかもって感じもあったけど上手く行かず、結局それ以降は正統な後継者と呼べるようなバンドが現れないまま現在に至っております。そういう社会的なバンドがいなかった訳では無いんですがね。例えば今のバンドだったらIdlesとかそういうバンドと言って良いと思います。でも何か、違うのよ。別にIdlesを貶したい訳では無いんだけど。まぁ、今の時代のロックバンドがRATMやATDIのような熱を持つ事はもう無理なのかもしれない。オジサン的にはちょっと悲しい話ですが。

12/23追記:一個目の動画、サムネイルがネタバレな感じだったので他のに差し替えました。頭出ししたところの一個前のネタも好きです。