【音楽】名曲・名演セレクション その126 The Police / King of Pain とちょっと【お知らせ】

 これまでブログの記事中で匂わせてきたので何となくお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、私管理人は今本土に接近中の台風10号が直撃する辺りに住んでます。高潮とか物が飛んでくるとか色々懸念事項はありますが、結構な確率で起こりそうで嫌だなと思ってるのが停電ですね。数時間程度なら良いんですけど、数日とかなると日常生活に支障が出まくる。ゲームやったりブログ更新したりも当然困難になってくる。という訳で、ロマサガRSのデータインに新イベント開始というタイミングではあるのですが、ひょっとしたら月曜以降暫くブログの更新が途絶えるかもしれません。流石に数日に留まらない長期間ブログの更新ができなくなる事態、家が高潮で流されるとか全壊するとかそういう事態は無いと思いますが…。以上、お知らせです。

 

  The Policeの5thで現状ラストアルバム『Synchronicity』の8曲目。

  The Policeは英ニューウェーブ期を代表するバンドの1つです。メンバーはSting、Andy Summers、Stewart Copelandの3名で、ロック史上最高のトリオとも称されます。3人はいずれも熟練したミュージシャンだったにも関わらず、活動初期は当時のパンクムーブメントに乗っかるふりをしてみたりと、ベテランらしく自分達の売り方をよく分かっていたという印象ですね。同じくデビュー当時に吐いた「あと3年くらいのうちにThe Beatlesが作った世界的記録を全て塗り替える」という大言壮語もその類でしょう。流石にThe Beatlesの域までは行きませんでしたが、No.1ヒットシングルを多数出し、そしてこの『Synchronicity』は米で17週売り上げ1位を記録ですから、大したものです。

 でさて、『Synchronicity』は先述の通りThe Policeのラストアルバムでバンド史上最大のヒット作です。タイトルはユングが提唱した心理学用語ですね。日本語だと共時性とか訳されるようです。このアルバムのB面、私的にはLPではA面だった6曲目も含めて後半としたいのですが、それらをロックのアルバム史上最高の流れの1つとする方も多くいらっしゃるのではないかと思います。正直前半はイマイチパッとしないアルバムなんですが、後半の充実度はあの『Abbey Road』と張っているのではないかというのが私の意見です。

 で『Synchronicity』から1曲となると多くの方が「Every Breath You Take」を選ぶのではないかと思いますが、今回は敢えてこの「King of Pain」としました。何か私、この曲が好き過ぎるんですよね。時々やたら聴きまくりたくなります。ジャジーな感じもするミニマルなコードの繰り返しからの展開、エキゾチズムと郷愁を湛えたメロディー。歌詞の“There's a little black spot on the sun today”という個所は、Stingが妻との別離後に傷心を癒やすためにジャマイカに行った際の体験に基づいているそうです。テーマとしては森羅万象に自分の心の傷のメタファーを見出してしまう男、って感じでしょうか。まぁ何と言うか、疲れそうですね。この曲の歌詞には色々と技巧が凝らされているようですが、他人の褌で相撲を取り続けるのもなんですし、この辺にしときます。気になる方は「king of pain lyrics」でググって頂ければ全歌詞と共に色々考察しているサイトが見つかります。