【音楽】名曲・名演セレクション その115 Do As Infinity / Oasis

 いよいよ定期更新、邦楽で曲を選ぶのがしんどくなってきました。その内連載企画とか始めたら、あぁ、こいつ時間稼ぎしてるんだなと思って頂ければ。

 


Do As Infinity / Oasis

 Do As Infinityの3rdシングル。1stアルバム『BREAK OF DAWN』他収録。この曲、化粧品のCMソングとして書かれたものでして、なので歌詞に唇が出てくる訳です。

 Do As Infinityavex所属、シンガー伴都美子とギタリスト大渡亮による音楽ユニット。元々は作曲家である長尾大を中心とした音楽ユニット(だからグループ名が略してDAI)を作ろうという構想から始まり、そこに伴と大渡が加わって活動開始。ですが長尾が作曲とグループ活動の両立が困難になっていった事から離脱。以降は伴と大渡の二人組として活動を継続。2005年に一度解散するも08年に再結成し、以降現在まで続くという感じです。

 でこの曲について私が言及したいのがクソきったない音のエレキギターです(一応書きますが私としては褒めてます)。この曲は2000年発表です。その少し前1998年に椎名林檎がデビューして、グランジ以降の洋楽の影響を咀嚼したオルタナ歌謡でJ Popに殴り込みをかけておりまして、Do Asもその椎名林檎に続いてJ Popのオルタナ化を推進したグループの一つと言えようかと思います。アクの強い椎名林檎と比べたら伴都美子は正統派美人で正統派に歌が上手く、そういう伴の良さをちょっとオルタナ風味に上手く味付けたのがこの曲という感じですかね。もっともそれだけでなくアルバム収録曲にみられる幅の広さも初期Do Asの魅力だったのかなと思いますが。アコースティックな曲とか、ホラー映画に提供したホラーな曲とか、あるいはギターの音が汚い曲なら2ndアルバム収録の「Snail」という曲が一番かと思います。あともう一個、大渡亮のギターも良いんですが、バックコーラスがまた良いんですよね。大渡は別のバンドでメインヴォーカルをやったりもしてるみたいですが、男前な声やなぁと思います。