【映画】『Fate/stay night[Heaven's Feel]』第二章 lost butterflyの感想など

 という訳で昨日早速劇場で観てきました。感想を一言で書くと面白かったんですが、折角なので詳しい感想などここに記しておきたいと思います。一応重大なネタバレは回避しようと思いますが、ある程度は映画と原作ゲームの内容に触れますので、お嫌な方は読み飛ばして頂ければと思います。

 

 

 

 Fateの映画に皆が求めるものってカッコいい戦闘シーンとドラマだと思うんですが、そのどちらもしっかり期待に応えてましたね。前者の戦闘シーンは、セイバー対バーサーカー戦とか原作よりかなり増量されたんじゃないかと思います。ドラマ面では士郎の葛藤ですね。これはFate/stay nightの物語にある程度親しんでいる人でないとその苦しみをしっかり理解は難しいと思うんですが。最後の夜、桜の部屋のシーンなんかはかなり来るものがありました。

 映画オリジナルの要素としては、上記のセイバー対バーサーカー戦の増量とメルヘン演出なんかですかね。あのシーンは内実との余りのギャップが悪趣味で笑えました。あと原作ゲームの記憶が曖昧なまま書くんですが、真アサシンと戦ったのがアーチャーだったんですよね。原作では確か言峰じゃなかったですっけ?確か言峰との共闘って物語の中盤辺りじゃなかったかと思うんですけど、無かったんですよね。無くしちゃったのかな?物語の時系列も結構弄ってる気がします。確か左腕の初回完全開放って例の爆誕シーンより前だったと思うんですが、今回はお預けでした。2020/4/24追記:Realta Nuaのゲームを最近やり直してみたんですけど、映画第二章までの話の時系列はゲームと基本同じでした。という事でこの段落の記述は私の覚え違いですね。失礼致しました。

 18禁的要素は除外してくるのかと思ってましたけど、しっかり仄めかしてありましたね。やっぱり吸血だけではどうしても背徳感が足りないので、良い選択だったと思います。まぁ吸血のシーンも大概エロかったですけど。

 主題歌の『I beg you』ですが、しっかりと映画本編とハマってましたね。というかあれは確実に映画のラストの演出と摺合せしたうえで曲作ってますね。歌詞のそこ、映画の演出に合わせてるんだという感じ。という訳で『I beg you』がハマるような、そこで終わるんだ!というラストでした。次は来年春らしいです。早く観たい。あと物語を確認するために再度原作ゲームをやりたくなりますね。実は映画前作を観た後もゲーム一通りプレイしたんですが。またやろうかな。

 という訳で基本お勧めなんですが、Fate/stay nightの物語をよく覚えてないって方はしっかりUnlimited Blade Worksまでを復習してから臨まれると良いでしょう。士郎が正義の味方を目指している事とかを理解してないと映画のドラマがピンと来ないと思うので。