【音楽】名曲・名演セレクション その22 Mansun / Six (Album Ver.)

 某所のウマ娘総選挙ですが、一位ライスシャワーは私的に意外でした。ライス、人気あるんですね。不幸属性のキャラに弱いって人が多いんでしょうか。でももしそうだとすると、Fateシリーズの桜はもうちょい人気があって良いと思うんですが。それとも私が知らないだけで、最近は桜も、問題無く映画で主演張れるくらいに結構人気あるんですかね?まぁ私もスズカ一位投票で桜が好きな不幸属性に弱い男なんですが。もし奇特な方がいらっしゃったら、私が投じた票も投票ページの中に埋もれてますんで、探してみて下さい。

 


Mansun - Six (animated cover)

 ブリットポップ後期にデビューした英のカルト(と書くには随分売れてますが)バンド、Mansunの2ndアルバム、Sixの1曲目。ちなみにSixというのは昔の英のカルトTVドラマ、プリズナーNo.6から取ったもの。この記事書いてて、一度ドラマを観てみたいと思ってたのを思い出しました。スマホ動画の定額配信サービスで観れるのがあるみたいですが、私としてはせめてパソコンで観たいですね。もしくはFire TV Stickってのを買えばテレビで観れるみたいですが、このドラマだけのために五千円は流石に払えないです。何か良い視聴法を見つけたらその内記事にするかもしれません。

 もしあなたが刺激的なロックとの出会いを求めていてまだMansunのSixというアルバムを聴いた事が無いなら、是非聴いてみる事を勧めます。まずは上の動画を再生してみて下さい。目まぐるしく変わる曲展開に驚かれたのではないかと思います。他のミュージシャンの作品で例えるならRadioheadのParanoid AndroidとかQueenBohemian Rhapsodyみたいな激しい曲展開の変化が、このSixというアルバムではアルバム全体70分間ずっと続きます。最初は面食らって曲の構成も頭に入らないかもしれませんが、大丈夫です、基本どのパートもキャッチーですし、すぐジェットコースターみたいな展開を楽しめるようになります。90年代後半からPro Toolsというソフトを用いたハードディスクレコーディングという手法が音楽制作の現場で一般的になるのですが、恐らくこのアルバムもその新テクノロジーの恩恵を大いに受けた作品なのではないかと思います。サウンド面で言うと、Dominic Chadのギタープレイもこのアルバムを語る上で欠かす事のできないものです。エフェクトを駆使しまくった万華鏡のようなギターサウンドと、決して高度にテクニカルという訳ではないんですが、ツボを押さえたギタープレイがカッコよく楽曲を盛り上げますね。結構Chadのプレイをコピーするの楽しいんで、ギタリストにも聴いてみる事をお勧めです。

 以上サウンド面でSixというアルバムを語ってきましたが、このアルバムを愛するリスナーにとって最もアルバムのイメージを決定付けているのは、Vo./ Gt.のPaul Draperが書いた詩ではないかと思います。何でも歌詞のネタに困って、マルキ・ド・サドやら道教の本やらからネタを拝借して書き上げたらしいのですが、その結果できた歌詞がロック史上他に類を見ないとんでもないものになってます。例えば今回取り上げてるSixという曲の歌詞はこんな感じです

 

人生は結局妥協だ×4

そしてそれは偽り

僕はそれをすべて受け入れる

 

 ネガティブとかそういう次元を通り越して、人生の本質をどこまでも冷徹に解き明かしてしまったって感じですね。特に歌詞はLegacyという曲がとんでもない事になってます。こういうエグい歌詞をキャッチーなメロディーに乗せて歌うから、癖になるんですよね。あと歌詞にサイエントロジーという単語が現れたり、信仰について歌った曲のタイトルがCancerだったり、宗教方面にケンカ売りまくってます。日本人は余りそういうの気にしない人が多いですが、英だと反発が大きかったんじゃないでしょうか。事実宗教にケンカを売るのは次作以降見られなくなります。

 という訳でブッ飛んだサウンドにブッ飛んだ歌詞が載った、でも完成度は高いというとんでもない作品がSixというアルバムなんですが、このアルバム、本国よりも日本の洋楽リスナーにより価値を認められてるのではないかと思います。昔は月刊だったCrossbeatという音楽誌で年間ベストアルバムという企画を(Rockin' onが始めるよりずっと前から)やってたんですが、このSixは98年の読者が選ぶベストアルバムの一位になってるんですよね。まぁこのアルバムが年間一位ってなかなか凄い読者層だなって感じもありますが。

 ちなみにPaul DraperはMansun解散後ずっと沈黙してきたんですが、昨年ついにソロアルバムをリリースし、今年はMansunの1stアルバムの再現ライブをやったりと、ここ数年活動が活発化しています。でその再現ライブを撮った映像がYouTubeにあったんで観てみたんですが、Paulのルックスが熊のようになってました。Paulのルックスに対しても思い入れのある女性ファンは動画を観ない事を勧めます。まぁアルバムの方は思い出基準で聴いても十分満足できるデキだと思いますよ。

【音楽】ぼくりり凄いわ


ぼくのりりっくのぼうよみ「人間辞職(Live)」

 アップされてるのに気付くのが遅れてしまいましたが、あと五日は観れると思うので、是非。もう見れなくなってますね。まぁアルバム買って聴いてみて下さい。いつの間にか動画再度アップされてたんで差し替えました。

 RadioheadのThom YorkeがThe Bendsという曲の歌詞で「僕は人類という種の一員でいたい」って書いてるのを世界で最もみじめな懇願だと思ってましたが、まさかそこから突き進んで敢えて人間を辞職するものが現れるとは。昨今の政治事情やらSNSに溢れてるクソみたいな言葉やらを見てると、「人間なんてオワコンなんだよ」という歌詞を決して笑い飛ばせない所が辛いですね。ぼくりり、これはアルバムがとても楽しみになってきました。あと活動終了がやっぱり惜しくなる。

 

 クソ忙しいというのに、ついつい衝動に駆られて記事を書いてしまいました。今週末はダビマスの配合記事書けるかと思います…多分ですが。

【音楽】名曲・名演セレクション その21 Syrup16g / これで終わり

 二周年ガチャ第二弾、始まりましたね。新旧問わずサンデーは欲しいですし、トウショウボーイマルゼンスキーの確率アップは美味しいなとも思うんですが、私は我慢しようと思います。サブアカの馬蹄石、ここに温存しとけば良かったかな…まぁ二周年のキャンペーン期間中ずっとそう思ってそうですが。

 

  6thアルバム、Delayedeadの6曲目。

 Syrup16gのアルバムはどれも傑作ばかりなのですが、私が現時点で一番好きなのがこのDelayedeadです。前回取り上げたDelayedに続くDelayシリーズの二作目なんですが、このアルバム、私の言い方で言えば、とても『遠い』んですよね。サウンド的にリヴァーブがたっぷりかかってるとか言う事でなく、感情的な感じです。諦めの先にある感情とでも言うべきか。6、14、15曲目あたりがとても『遠い』です。ちょっとこの感じは他では味わえないですね。まぁパンキッシュな演奏で毒吐いたりSyrupにしては珍しく明るい感じの曲があったり、そればっかりのアルバムではないんですが。

 で、今回ピックアップした「これで終わり」という曲なんですが、この曲のギター、イントロのアルペジオに始まり曲の殆どの部分が、弦を押さえる指を一本足したり引いたりするだけなんですよ。コードバッキングも同じ押さえ方。違うのは『光と影を』の部分と最後の単音だけ。驚異的なまでにシンプル。それでこの名曲ですからね。本当、五十嵐は恐ろしい男です。

 あとこの曲、何と直近のツアーで演ったらしいですね。その前のツアー観てたんで止めといたんですが、やっぱりライブ観に行っとけば良かったと激しく後悔してます。

 

 このSyrupシリーズですが、これまで取り上げたのが解散前ばっかりなので、最後に再結成後を一回取り上げて終わろうかと思います。

【音楽】名曲・名演セレクション その20 Pavement / Gold Soundz (Live 1999)

 すみません、今週末は色々と忙しくてダビマスのまとまった記事の投稿は難しそうです。できるだけ早く投稿したいとは思ってますので、お待ち頂ければと思います。

 その代わりと言っては何ですが、与太話など。二周年のガチャ戦略ですが、せっかくアカウントを二つ持ってる事だし、馬蹄石投入するガチャを分ける事にしました。メインアカの方は凱旋門賞狙いで行き、サブアカの方がそれ以外です。という訳で早速サブアカの馬蹄石を今やってるオグリのガチャに全部ブチ込んだんですが、テンポイントジャスタウェイが当たりました。ジャスタウェイはメインアカで持ってなかったので嬉しいですね。天皇賞秋に使えるし。まぁ本命はトウショウボーイだったんですが良しとします。あとはむリンガチャですが、何となく後半はルメール来るかなと思い備えています。守護神とセット、さらに書くと目玉の種牡馬がとても使えるのだと最高なんですが。

 


PAVEMENT: Slow Century (Disc02)

 2ndアルバム、Crooked Rain, Crooked Rainの七曲目。1:02:00頃からやってます。この映像はSlow centuryという二枚組DVDからの物です。一枚目がドキュメンタリー(輸入盤しか出てないんで字幕はありません)とPV集、二枚目がこのライブ映像です。軽く調べてみましたが、もう新品で手に入れるのは難しそうですね。欲しい方は探してみて下さい。

 Pavementというバンドは90年代のLo-Fiと言われるジャンルの代表的存在です。どういったジャンルかというと、80年代の過剰にデコレートされたメインストリームロックのアンチテーゼとしての、演奏や録音がへっぽこな感じの音楽です。Pavementが具体的にどういうバンドだったのかは、以下のエピソードから何となく感じて頂けるのではないかと思います。

・Vo./Gt.のStephen Malkmusはご覧頂ける通りのイケメンだが、高校時代学校のシャワー室で自慰行為に浸ってる所を同級生に目撃された過去を持つ

・1stアルバム一曲目のタイトルがSummer Babe (Winter Version)

・ライブでの存在意義がイマイチ良く分からないメンバーがいる

 どうでしょうか。あとPavementを語るキーワードとしては、音楽性の柱としてのThe Velvet UndergroundSonic YouthといったNYの系譜からの影響、それと批評精神といった要素も外せませんね。

  でさて、Crooked Rain, Crooked Rainは70年代の音楽の要素を取り入れたご機嫌なサウンドと、当時の音楽シーンを皮肉った歌詞が特徴の一枚です。Pavementの最高傑作はどれかなんて議論はとてもまとまる気がしないのですが、このアルバムを推してくる人は間違いなく多数いるだろう一枚です。でその中でも今回取り上げたGold Soundzは代表的な一曲ですね。Pitchfork(恐らく世界で最も影響力を持つweb音楽メディアです)が以前やった90年代の楽曲ベスト100ランキングみたいな企画で一位になってます。まぁNirvanaでもなくRadioheadでもなくPavementを選ぶところが如何にもPitchforkといった感じですが、そういう通好みの音楽だという事ですね。一応断っておきますけど、メロディーもキャッチーだし、聴き手を拒むような類の音楽ではないんですけどね。

【音楽】名曲・名演セレクション その19 Syrup16g / Reborn (Live at 日本武道館 2008)

  ダビマス、二周年イベントの全体像が見えてきましたね。オグリはてっきり超決戦に出てくるのかと思ってましたが、ガチャの目玉なんですね。じゃあ超決戦はどうなるんだろう?追記:やっぱり超決戦もオグリでしたね。ただプレゼントの種がオグリじゃなくオサイチジョージでした。

 で、問題なのが、どのガチャに馬蹄石をブチ込むかです。今挙がってる三頭だったら自身がクロス因子でかつ強力な配合が作り易そうなサンデーかサドラーかなと思ってますが、どちらも決め手に欠けるんですよね。クロス因子の方は、キングマンボと違ってどっちも優秀な直仔の繁殖牝馬がいるんでそこまで需要無いし(まぁサドラーの方は直仔の牝馬が少ないんで持ってると便利そうではありますが)。となるとより強い馬を生産できるのはどちらなのかで決める事になります。サンデーは競馬好きお兄さんが二回薄めでクソ強い馬を生産されてます。クジラジャック大幅アレンジ版だったりファンタオルフェから繋げたり、色々配合はあるみたいです。でもサドラーはまず確実に凱旋門賞で使える非凡持ってると思うしなぁ。あと気になってるのが四回目のガチャですね。まさか目玉種牡馬無しって事は無いですよね?私未だに新型ディープと新型ダンシングブレーヴの線を捨てきれないんですが。最終的には非凡の情報とかガチャの目玉以外の種牡馬とかを見てから総合判断する事になりますが、もうちょっと悩もうと思います。

 


syrup16g - Reborn 解散

 Syrup16gの3rdアルバム、Delayedの三曲目。このライブ映像は解散ライブのものです。the last day of syrup16gというタイトルでDVDになってます。ファンの方は大体持ってると思いますが、傑作ライブ映像なのでとてもお勧めです。

 Syrup16gを初めて聴く人に勧めるアルバムを選ぶとしたら、このDelayedかなと思います。SyrupのDelayシリーズは、作ったけどお蔵入りしてた曲をまとめて放出するという物で、今までに三枚あってどれも傑作なんですが、このDelayedはそのDelayシリーズの一作目になります。今作の特徴としては、前作の反動もあったのでしょうか、毒少な目攻撃性抑え目の穏やかな感じの曲が多いです。なのでSyrupの毒に抗体が無い方もスッと入れるんじゃないかと思います。あーあと今回はリンク貼りませんが、四曲目、水色の風にBump of Chicken藤原基央がバックコーラスで参加してます。意外な交流ですが、何でもBumpの面々がSyrupのライブ観て感動して、それでBumpの方からアプローチしての交流らしいです。今も交流健在なのかは分かりませんが。

 で、この曲ですが、解散ライブの最終曲や実質的再始動ライブの第一曲として演奏されたことからも分かる通り、Syrupにとっての最重要曲と言って良い物です。確か友人の結婚を祝して書いた曲(間違ってたらすみません)とかで、Syrupの曲にしては珍しく一般的な人々とのカラオケで歌っても引かれない曲になってます。とはいえ滲み出す五十嵐らしさは隠せないんですけどね。「遠回りしていこう」なんていかにも五十嵐。五十嵐の作曲はシンプルな循環コードの曲が多いんですが(それで展開のしっかりある名曲を量産できるんだから凄い)、この曲は割と一般的なソングライティングって感じのコード進行になってます。まぁ、OASISっぽい感じと言えば良いでしょうか。あとこのパフォーマンスですが、感極まって叫びまくるドラムス中畑が最高ですね。やっぱりSyrupのドラムはこうじゃないといけない。

 

 来週の水曜は私が一番好きなSyrupのアルバムを挙げたいと思います。

【ダビマス】「永遠偉大」と「守護神」の見直しが発表されました  11/9、12/27追記あり

 扱うのにも限界があるのでニュース的な記事は書いてこなかったんですが、このブログで書いた記事にも関連する内容なので取り上げます。ナリタブライアン1993の非凡な才能「永遠偉大」とガチャ才能「守護神」の見直しが発表されました。

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 まず「永遠偉大」ですが、対応割と早かったですね。影響が広がる前に手を打ったのは良かったと思います。記事に意見を書いた後私も映像を見てみましたが、確かにえげつなかったんで、まぁ止むを得ないかなと思います。限られた条件とは言え、最強馬生産のための手段が一頭の種牡馬に限られるってのは、特にガチャで種牡馬を入手するダビマスではかなり好ましくない状態だと思いますし。実は構想してた配合に割と自信があったんで、もし入手できたら今度の公式BCでかましたいとか思ってたんですが、まぁしょうがないですね(笑)

 それと「守護神」ですが、発動条件を緩和する代わりに効果を弱くするという事だと思います。あまり強くない馬に実績積ませるのに「守護神」にかなり依存してたんで、その点ではかなり痛いです。ただその代わり緩和は有り難いですね。特に最強馬生産の方面で。「思惑」の記事に書きましたが、脚質先行で行きたい馬にどの才能を付けるかでかなり苦慮してたんですよ。実際どの程度緩和されるのかは分かりませんが、先行で結構使える感じだったら良いなぁ。多分他のメジャーなブログの方達がやられると思うのでウチでは検証記事とか書く予定はありませんが、もしなかなか発表されないようなら、まだ持ってるレベルは低いですけどやろうかと思います。

11/9追記:「永遠偉大」の見直しは今日実施されましたが、「守護神」の見直しは12月中旬以降に先延ばしするそうです。

12/29追記:

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 「守護神」の仕様変更、「断己相殺拳」との併用不可が新たに加えられました。12/29のメンテナンス時に変更実施との事です。